「評論」一覧
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5 神話学からみる『バーフバリ』3
前回は、マヒシュマティ王国の王権を掌握するシヴァガミと、神話の王権の女神との関連について取り上げてきました。 今回のテーマは、シヴァガミの嫁、デーヴァセーナ……
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4 神話学からみる『バーフバリ』2
今回は、前回に引き続き、映画『バーフバリ』の神話的な読み解きを進めましょう。 (以下、映画『バーフバリ』に関するネタバレが含まれています。ご注意ください。) シ……
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3 神話学からみる『バーフバリ』
今、大流行しているインド映画『バーフバリ』(二部構成、「伝説誕生」「王の凱旋」。2017年公開。S・S・ラージャマウリ監督)。日本では熱狂的なファンが多くうまれ、……
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第1回 「東大的なもの」との戦い
「東大的なもの」の進化 これから書こうとするのは、「反東大」の思想史である。ただし、東京大学という教育・研究機関の批判ないし誹謗中傷をもくろむものではない。学……
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プログラミングは数学だ!
長きに亘ったこの連載もいよいよ最後である。まとめに入るとしよう。 いまさらだが、そもそもコンピュータ・プログラムとは「何」なのか。その本質に迫ってみたい。 ……
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新たな成功への道(その2)
『Most Likely to Succeed』(新たな成功への道)という教育ドキュメンタリー映画についての続きである。 ネタバレになってしまうので(DVDも出ていることだし)、詳し……
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新たな成功への道
先週、妻と二人で渋谷のグローカルカフェ(三修社という語学出版社がやっているカフェで、物凄い数の辞書が置いてあったりする)を訪れた。アメリカで製作された『Most L……
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ウーバー(UBER)の死亡事故が意味する……
AI時代とプログラミングの話を書こうと思っていた矢先、大事件のニュース速報が飛び込んできた。 現地時間2018年3月18日の夜、アメリカのライドシェアリング大手ウーバ……
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クラシック音楽の指揮とAI
またもや小休止というか番外編である。 先日、六本木のアカデミーヒルズにおいて、東京交響楽団・正指揮者の飯森範親さんと、「人工知能(AI)は指揮ができるか?」と……
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AIと英語の未来(その2)
英語をやるメリット 先日、ある人から「英語は、日本語がきちんと固まってから習ったほうが良い」という意見を頂戴した。英語の早期教育は、母国語である日本語の習得を……
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AIと英語の未来
ここからしばらく、AIと英語について考えてみたい。 AI時代は、同時に超グローバル時代でもある。現在、世界中で17.5億人の人が英語を使っている。そのうち、英語を母……
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人生は探究と暗記のくりかえし(続き)
小学校5年のとき、父親が東京に呼び戻され、私は日本の小学校に転入し、そこからふたたび暗記型の授業が始まった。アメリカの探究学習は楽しかった。知識と知識が有機的……
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プログラミング現場の昔話(ふたたび)
――1995年・東京―― 初老の男は、うなだれて座っていたが、上目遣いでぼんやりとわれわれを見つめていた。 その顔は、ただただ白く、能面のような表情で、しかし、その充……
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人生は探究と暗記のくりかえし
この連載では、かなりの割合で竹内薫の個人的な体験を綴っているが、暗記型・探究型の話でも、自分の体験をざっくり振り返ってみたい。 子どもの頃、私はどちらかとい……
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暗記型と探究型
話を元に戻そう。 前に、「答えのない教科書」こそがAI時代の教育・人材育成のヒントだと書いた。それは言い換えると、「常に探究する姿勢」である。AI時代が来なけれ……
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答えのない教科書
読者は、かつて、どのような教科書や参考書で勉強してきたであろうか。また、学校の先生は、どのような授業をし、みなさんは、それをどのように受容してきたであろうか。……
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起業の人材育成、初めの一歩
私は、企業が主催する講演会に呼ばれて、AI時代の人材育成について語ることが多いのだが、その際、まずは、「自動化された脳」もしくは「最適化された脳」に気づいてもら……
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東ロボくんの挑戦
さて、AI時代の人材育成の問題へと移ろう。「AIに勝つための教育」はどうあるべきか。ここまででAIの強みについて、いろいろと書いてきたが、弱点については、あまり触れ……
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その6
斉藤を知る手がかりがないかと、石内に記憶をたどってもらうと、こう言った。「そういえば、斉藤さんが親しくしていた俳優の高橋長英さんと一緒にお酒を飲んだことがあっ……
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インターネットの支配者は誰か
ここまでで二つばかり書き残したことがある。 まず一つはインターネット関連産業の「裏」事情。インターネット関連産業といえば、すぐに思い浮かぶのがGoogleとアマゾ……
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会社の消滅とAIノマドの時代(その2)
この一件は、会社とAIノマドの関係を象徴している。WEB制作会社は、従業員の給料が固定されており、会社の事務所の賃貸もまかなう必要がある。実は、50万円の提示を最終……
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その5
一九五二年四月、「サンフランシスコ講和条約」が発効した。これ以降、横浜市内で接収されていた地域・建物が徐々に返還されていく。その一方、約七〇ヘクタール(約二十……
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その3
横浜の旧遊郭街、永楽町・真金町をあとにして、つぎに石内都と私が向かったのは山下町である。この町の一角にあった高級アパート「互楽荘」を石内が撮り始めたのは一九八……
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第十三回 東洋はどこにあるのか(一)
一九〇三年に刊行された『東洋の理想』は、西欧社会において東洋に主体的な関心を抱いている人々にKAKUZO OKAKURAの名前を印象づけるのに十分なはたらきを担った。 こ……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥