「こころ」一覧
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後篇 目指すは「かわいらしい」年寄り
(「前篇 認知症になってわかった「本来の姿」」はこちら) 親の「声」を残す 村井 映画の中で、まだお元気だったころのお母さんが買い物しているところを遠くから撮影し……
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第1回 もう友達なんていらないなんて、言……
さようなら、美しきママ友よ いつからか、彼女からのLINEの返信は遅れがちになった。おやなんだか様子がおかしいな、と気づいたころには、もう手遅れだったと思う。返事……
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恐怖の電話
その日、朝早くから原稿を書いていた。前日の夕方、とある月刊誌の編集者から連絡が入り、頼まれていた原稿をうっかり書き忘れていたことに気づいたからだ。申し訳ないと……
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17.なぜ男性は雑談が苦手なのか――自分……
「男性は雑談が苦手だ」という話をよく耳にする。もちろん人によるというのが大前提ではあるが、あまりによく聞くので、考えてみたい。 わたしのところに雑談をしにくる……
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第15夜 鶴見の究極ロビンソン
ちょっとイレギュラーである。 JR京浜東北線の鶴見駅で待ち合わせることにした。いつものようにサングラスのMさんが来る。メールで打ち合わせた。 「西口の改札で待……
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六、ウツってもいいじゃん
修行道場に入門して10年ほど経った時、私はそれまでの仕事の他に、この道場が管轄する別の寺の管理責任者を兼務することになった。 この寺は、宗祖である道元禅師が京……
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教えて、介護ライフハック!
村井家の後期高齢者介護は、特に大きな事件もなく、坦々と過ぎていっている(もちろん小さな事件は数え切れないほど発生しているが)。介護を経験している方々はおわかり……
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16. 努力の方向性について――我慢や無……
20代の頃の自分を思い返すと、よく頑張ったと労わりたい気持ちが大きくある。思い出そうとしても記憶がないほど、いつも何かに追われていて、いつも急いでいて、落ち着く……
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はじめに――『すごい長崎』試し読み
長崎はどこにある? 世界地図を広げると、ユーラシア大陸東岸の極東と呼ばれるエリアに、細長い島国の日本が見える。北東から南西にかけて、北海道、本州、四国、九州の四……
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五、根拠への「欲望」としてのペット
私の先輩である住職は、世に言う「ペット葬儀」を始めた草分けの一人だろう。50年近く前から行っていたはずである。 本人がやろうとして始めたわけではない。彼の妻が……
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第14夜 浅川の向こう岸の奇跡
待ち合わせは八王子駅だった。 八王子にはJR八王子駅と、そこからすこし離れた京王八王子駅がある。大学生の頃は、JR八王子駅で横浜線から中央線に乗り換えてい……
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正月から大変だな、介護って
村井家の年末年始といえば、義理の両親がなぜだか大晦日にわが家に布団と共にやって来て、数日宿泊していくというのが恒例だった。しかし、義母が認知症になってからとい……
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15. わからなさを受け入れる――「わか……
前回も書いたが、ジェーン・スーさんとふたりで雑談しているPodcast「となりの雑談」の中で、よく起こる現象がある。わたしが「こういうことってあるよね」と話すと、ス……
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四、生涯最高の「説教」
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。 とはいえ、これを書いているのは、旧年の12月下旬である。これから1月上旬まで、私は福井の住……
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村井はもう詰んでいる
連日、やることが多すぎて、人生が辛くなってきた。仕事だけならまだいいけれど、18歳の双子の息子たちにはまだまだ気が抜けないし、なんといっても義理の両親の問題が山……
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14. 「当たり前」を疑う――ケーキの話……
雑談の仕事をしている中で、「自分がこれをできるのは、当たり前ではなくて、単に得意だからなのだな」とわかることがある。 たとえば、優先順位をつけること。わたし……
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第13夜 フラれても好きな店
雨模様なのだった。 駅から遠いところにあるのがロビンソン酒場である。歩くだけでも相当の距離である。そのうえ雨。ふだん酒場で軟骨の揚げ物なんてたくさん摂取して……
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三、修行をなめるな!――「厳しさ中毒」と……
今もそうかどうかは知らないが、「禅」とか「修行」とか言うと、それなりの年齢の日本人には何か響くものがあるような気がする。そしてそれは、ご多分に漏れず、世上に流……
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大きな声では言えない、介護費用の話
大きな声では言えないが、地味に私を追いつめつつある問題がある。ずばり、どんどん高額になってきた介護費用だ。 わが家のケースは、なかなか複雑だ。まず、義母の認……
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二、悩み方がわからない若者たち
コロナ禍では中止にしていたが、それ以前より私は希望者との面会を続けていた。 面会場所は、私の都合で恐山か東京、福井にある私の寺に限られるが、希望者は圧倒的に……
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デイサービスは旅館じゃない
年末が近づき、マライア・キャリーの歌声も聞こえだしたことで、私はかなり焦っている。連日、自分の仕事以外の雑事が多すぎて、翻訳作業が一向に進まない。私はなぜ、こ……
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一、仕方がないんだ、人生は
今年、出家してから40年になった。自分の誕生日さえ忘れることがある人間なので、先だって昔の修行僧仲間からそう言われ、仰天してしまった。 私の得度は1984年の1……
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12.自分を知ると、誰かのことを知りたく……
聞いてもらえなかった経験 先日、雑談の中である人がこんな話をしてくれた。 「ずっと自分の考えや思っていることを話すのが苦手だったんです。サクちゃんとの雑談の場……
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受賞のことばと選評
第二十三回小林秀雄賞
受賞作品 『夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす』(2024年3月 講談社) 受賞のことば 小説を書きたしと思えども、あまりに難し――。せめ……
MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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