シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「仏教」一覧

お坊さんらしく、ない。
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十九、猫と草履の禅問答――「真理」への欲……

 昔、中国に高名な師家(しけ)(禅の指導者)がいた。その下には大勢の修行僧が集まり、東西に僧堂を構えるほどであった。  ある日、そこに可愛い猫が迷い込んで来た。東……

お坊さんらしく、ない。
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十八、テレビのトラウマ

 先月、テレビに出た。某公共放送の「看板番組」と言われるもので、ゴールデンタイムもいいところの放送だった。過去にも数回出たことはあるのだが、これほどの有名番組は……

お坊さんらしく、ない。
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十七、死んだ後のことは放っておけ

 その人物には才覚があった。学校を終え、将来事業を起こす準備として、その役に立ちそうな会社に就職して、ほぼ予定通りの頃合いで辞め、かねて志していた事業を起こし、……

お坊さんらしく、ない。
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十六、よい宗教、わるい宗教

 かなり前のことだが、当時世間を驚愕させる大事件を起こした宗教団体、いわゆるカルト教団に、友人が入信してしまったという若い女性に会ったことがある。  「私がいけな……

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十五、「苦」の正体――覚めない夢、破れる……

 学校と相性の悪かった私は、学生時代に数々の苦杯を舐めたが、その幾つかは余程のトラウマとなったのか、50を過ぎても夢に出て来た。  一つは、高校の定期テストで、科……

お坊さんらしく、ない。
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十四、「ま、いいか」の精神

 世には超有名寺院とでも言うべき寺もあれば、ほとんど馴染みの檀家しか来ないような寺もある。恐山と私が住職を務める寺のようなものである。  ところが昨今、インター……

お坊さんらしく、ない。
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十三、ゼロ思考――万事を休息せよ

 いつの頃から言われ始めたのか知らないが、私がどうしても苦手で馴染めない言葉に「プラス思考」というものがある。これをやたら連発するのは、多くの場合中年以上の男で……

お坊さんらしく、ない。
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十二、住職の地獄耳

 かれこれで30年余、住職などしていると、忘れがたい人や出来事、言葉などがあるものだ。中でも、思わぬところで、思わぬ時に聞いた言葉は、インパクト絶大である。   「……

お坊さんらしく、ない。
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十一、「コミュ力」に必要な本当のこと

 何度もあちこちで書いたり話したりしたことだが、私は人生最初の記憶が小児喘息の発作で、絶息状態になって目の前が真っ赤になるという、実に筋金入りの虚弱児である。 ……

お坊さんらしく、ない。
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十、禅と宇宙

 先般、『東洋経済』という経済誌から対談の依頼があった。  「誰と対談するんですか?」  すると編集者が、  「いや、まず南さんに受けていただいて……」  「はあ……」  ……

五木寛之×碧海寿広「私たちはなぜ親鸞に魅了されるのか」
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私たちはなぜ親鸞に魅了されるのか

『私の親鸞』&『考える親鸞』刊行記念対談

もうひとつの『坂の上の雲』 五木 碧海さんがお書きになった『考える親鸞 「私は間違っている」から始まる思想』を興味ぶかく読ませていただきました。たまたまですが、……

お坊さんらしく、ない。
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九、「親ガチャ」をゆるせないか

「親ガチャって、知ってるか?」  と知人が言った。 「よく知らんがオモチャだろ」  確か、お金を入れて、ハンドルを回すとオモチャが出てくる遊びで、街のところどころ……

お坊さんらしく、ない。
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八、修行道場の怪獣

 修行道場というのは、毎日、毎月、毎年、することが決まっている上に、何をするにも作法や手順まで定まっていて、ほぼ完全な「ルーティンライフ」の日々である。  する……

お坊さんらしく、ない。
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七、後ろ向き人生訓

 恐山にいると、地元の学校などから、学習や行事に協力するよう求められることがある。  先だっても、知り合いの先生から電話があって、 「〈総合学習〉の一環で、恐山を……

碧海寿広『考える親鸞 「私は間違っている」から始まる思想』試し読み
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なぜ親鸞は、人気なのか?

碧海寿広『考える親鸞』 2021/10/27 公式HPはこちら。 親鸞の人気の理由  なぜ、親鸞は人気なのか。一つの理由として、真宗が日本で広範に普及したことがあるだろう。日本……

お坊さんらしく、ない。
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六、私の「諸行無常」

「『お坊さんらしく、ない』なんてタイトルだから気楽にやってるんだろうが、もう5回も記事を出したんだから、そろそろ真面目に仏教のことを書いたらどうだ」  最近こう……

お坊さんらしく、ない。
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五、親しき仲にもポリティクス

 別に募集しているわけではないのだが、私は自分と話をしてみたいと言う人とは、基本的に会うことにしている。今はウイルス禍で中止しているが、それ以前には月に2、3回く……

お坊さんらしく、ない。
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四、行き先の心配

 我々には、どうしても知りたいけれど、他人に訊くのが憚られる、あるいは恥ずかしいと思うことがあるものだ。自分に対する上司の評価とか、好きになった人の胸の内、大そ……

横田南嶺ほか『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』試し読み
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人生に夜があるように

横田南嶺、細川晋輔、藤田一照、阿純章、ネルケ無方、露の団姫、松島靖朗、白川密成、松本紹圭、南直哉『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』 2021/07/19 公式HPはこちら……

お坊さんらしく、ない。
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三、見かけは問題

 師匠に正式に弟子入りする前、いわば「弟子見習い」のような期間がひと月ほどあった。  その初日、「替えの下着だけ持って来れば、あとは何も要らん」  と言われて、小……

お坊さんらしく、ない。
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二、お似合いの場所――「霊場恐山」につい……

 俗に「マサカリの形をした」と言う青森県下北半島の真ん中、そこに霊場恐山がある。その院代(住職代理)を務めて、丸15年が過ぎた。  ありがたいことに、講演などで全……

お坊さんらしく、ない。
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一、「老師」はつらいよ

 お坊さんに呼びかけるとき、どう言ったらいいのかというのは、一般の人には結構悩むところらしい。 「どう言えばいいんですか? 和尚(おしょう)さんでいいんですか?」 ……

おかしなまち、おかしなたび 続・地元菓子
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ご縁をつなぐ涅槃だんご(下)

富山県八尾

 尼寺での涅槃会の翌日、餅店のおばさんに教えてもらった、もうひとつのお寺の涅槃会に行く。14時開始と書かれた山門前の案内を前日のうちに確認しておいたので、15分ほど……

おかしなまち、おかしなたび 続・地元菓子
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ご縁をつなぐ涅槃だんご(上)

富山県八尾

 富山の八尾を訪れたのは、まだ道の脇に雪の塊が残る頃だった。おわら風の盆でつとに有名な八尾で、お釈迦様の入滅を法要する涅(ね)槃(はん)会(え)が行なわれることを知り……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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