シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「仏教」一覧

住職はシングルファザー!
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11. シングルファザー住職の過酷な夏休……

お盆の珍道中  家族3人が少しずつスキルアップを重ねること数か月が経ち、ついに夏が来た。  夏のお寺はハイシーズン。お盆の読経で忙しさを極めるからである。  お盆と……

住職はシングルファザー!
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10. 小学3年生の娘が料理デビュー

子供が親を育てる  子供と一緒に仕事に出かけることには、もう一つの大切な意味がある。それは、子供と一緒にいてこそ親が育つ、ということである。  よく言われることだ……

住職はシングルファザー!
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9. 息子、6歳で読経デビュー

突然の休園をチャンスに  ハプニングに日々足をすくわれながらも、常に元気でいようとはつとめていた。風邪ひとつ引いてはいけないという強迫観念に駆られていた、という……

住職はシングルファザー!
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8. お葬式とオネショ――「考える育児」……

「お坊さんらしさ」の対極を生きる  ここまで読んでくださった皆様はおそらくお気づきだろうが、大人になってからの私の生き様は、申し訳ないほどにまったくお坊さんらし……

お坊さんらしく、ない。
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最終回 忘れる勇気――年齢を忘れよ。過去……

 かなり前、バブルの残り火が燻ぶっていた頃、ある老僧と話していたら、  「いやあ、なんだな、男は定年になると、蕎麦打ちか出家がしたくなるらしいな」  いつもユーモ……

住職はシングルファザー!
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7. 誰が誰を育ててもいい――頼もしい助……

最強の助っ人  私は、このスリル満点の日々をテーマパークのアトラクションに常に乗っているぐらいの前向きさで受け止め、住職とシングルファザーを両立できると言い張っ……

住職はシングルファザー!
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6. 子育ては障害物競走

希薄になった檀家さんとのつながり  前回書いたように、このようなお寺のライフスタイルは、本当に生きにくいものなのか。  意外に思われるだろうが、これほど休日やプラ……

お坊さんらしく、ない。
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二十九、名器の霊

 コロナ禍前には、自分に面会の希望があれば、時間と場所に妥協を願って、なるべく会うことにしていたが、ここ4年ばかり、休止している。  すると、恐山や福井の住職寺に……

住職はシングルファザー!
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5.お寺は「ブラック企業」なのか?

子供に離婚を打ち明ける恐怖  規律ある落ち着いた生活を心がけてしばらくすると、子供たちの淀んでいた心は嘘のように元気を取り戻した。ちょうど台風が吹き荒れていると……

住職はシングルファザー!
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4. 「料理」という最大の関門

新米シングルファザーの難関  もう一つ、規律正しい生活の柱にすえたのが、食事だった。  サラリーマン家庭に暮らす人には想像しがたいだろうが、お寺に暮らしていると、……

お坊さんらしく、ない。
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二十八、命の種――「あなたがそこにいてく……

 私は、幼い頃から父親が苦手で、本当に打ち解けて話した記憶などほとんど無かったが、時々子供心にも忘れ難いことを言う人で、そういう意味では、今も随分と影響されてい……

住職はシングルファザー!
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3. 生活再建への第一歩

小学2年生の娘と幼稚園年長の息子  離婚してまず向き合うべきは、子供の心である。  私の心ももちろん疲弊していたが、「苦しみは糧にすべきものだ」という理解があるだ……

住職はシングルファザー!
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2. シングルファザーの決心

お坊さんの離婚はタブーなのか?  かくして、結婚生活は約9年で幕を閉じた。2018年の正月から、子供2人を男手ひとつで育てるという、夢想だにしなかった「シングルファザ……

お坊さんらしく、ない。
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二十七、「赦す自分」を赦す

 たまにメディアに出たり、あちこちで講演などしていると、なし崩し的に多少とも顔が知られ、思わぬところで声をかけられたりする。大抵は移動途中の駅や空港、列車や飛行……

住職はシングルファザー!
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1. お坊さんの結婚と離婚

お坊さん、結婚を決意する  「結婚することにした」  27歳のある日のこと。ぶっきらぼうに、両親にそう報告した。  いや、報告したというより、宣戦布告に近かった。  ……

お坊さんらしく、ない。
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二十六、我が良き友よ

 彼と私は道場の同期入門で、6年間修行を共にした。眉目秀麗な偉丈夫で、口数は多くないものの、沈着冷静で判断力に富み、修行僧中の修行僧という風情があって、多くの同……

お坊さんらしく、ない。
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二十五、「教祖」になれない

 修行を始めて5、6年経った頃から、各地の寺院の大きな法要の役目を仰せ付かったり、時には説教を依頼されたり、ということが我が身に起こるようになった。  すると、仕……

お坊さんらしく、ない。
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二十四、貧学道――「所有」という錯覚

 たとえば、その土地自体にも周辺にも大した天然資源がなく、かと言って交通の要衝でもなく、その上に面積も非常に小さい、ありふれた地域や島があるとする。ところが、そ……

考える四季
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四国遍路を世界遺産に!――札所住職の考え……

白川密成『マイ遍路』 2023/03/17 公式HPはこちら。 四国にある八十八の霊場を巡礼するお遍路。本書は、そのひとつ第五十七番札所・栄福寺の住職が、六十八日をかけてじっ……

お坊さんらしく、ない。
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二十三、「自己カルト」だったのかもしれな……

 大学に入ってまもなく(GW明けくらいからだろう)、私は大学にほとんどいかなくなった。今を去ること40年以上前の話である。  毎日のスケジュールは、忘れもしない。……

お坊さんらしく、ない。
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二十二、育成の困難――優秀な上司のもとで……

 私は今年「前期高齢者」になる。すると、話をする同年輩の人は、大抵はどこかの会社の幹部クラスか、何らかの団体の役員級、いわゆる「上」の人たちが多くなる。  そう……

お坊さんらしく、ない。
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二十一、「宗教2世」と「カルト2世」

 昨年に勃発して、年を越してもそのまま大問題であり続けている案件と言えば、国外ならウクライナの戦争だろうし、国内なら元首相の銃殺に端を発して浮上した、某宗教団体……

お坊さんらしく、ない。
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二十、お布施はこわい

 修行僧になって最初の2年、私は全く永平寺の外に出なかった。  「お前みたいに我儘なヤツは、まずは僧堂でガンガン削られなきゃダメだ。3年と言いたいところだが、まず2……

お坊さんらしく、ない。
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十九、猫と草履の禅問答――「真理」への欲……

 昔、中国に高名な師家(しけ)(禅の指導者)がいた。その下には大勢の修行僧が集まり、東西に僧堂を構えるほどであった。  ある日、そこに可愛い猫が迷い込んで来た。東……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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