シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「stayhome」一覧

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受賞のことばと選評

第二十回小林秀雄賞

受賞作品 『音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日』(2020年9月 中央公論新社) 受賞のことば  この本は「生の音楽」が世界中で消えた状況の中で書かれました。あれか……

磯野真穂×與那覇潤「コロナ禍に人文学は役に立つのか?」
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第2回 「いのちの現場」はどこにあるのか

(前回の記事へ) コロナ禍が生んだ「科学という名の宗教」 與那覇 前半で議論したように、日本のコロナ対策にはパチンコや居酒屋の狙い撃ちなど、少し調べるだけでも「お……

磯野真穂×與那覇潤「コロナ禍に人文学は役に立つのか?」
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第1回 パチンコと居酒屋と「共感格差」

西村コロナ担当相は「悪人」なのか? 與那覇 今年、私はジュンク堂書店池袋本店で「與那覇潤書店」という“書店内の個人書店”を出しています(9月5日まで)。今回は関連イ……

横田南嶺ほか『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』試し読み
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人生に夜があるように

横田南嶺、細川晋輔、藤田一照、阿純章、ネルケ無方、露の団姫、松島靖朗、白川密成、松本紹圭、南直哉『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』 2021/07/19 公式HPはこちら……

よりみち日記2
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13. 社会の保健室

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12. あたらしい居場所

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11. こどくな日々

村井さんちの生活
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私は飢えている

 自宅勤務歴15年以上の私にとって、コロナ禍での自粛生活は、慣れた勤務形態の延長線上の暮らしのようなものだと考えていたし、私にとって、さほど大きな問題ではないと思……

安田菜津紀の写真日記
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命の線引き

 抜けるような青空の午後、太陽の光が柔らかく降り注いでも、吹きつける風はもう冬の香りだった。私は木々に囲まれた、国立療養所多磨全生園の敷地内を歩いていた。ちょう……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(番外篇その1)バリー・ユアグロー、『ボ……

 それから、寒さに唇も青ざめた女が〔……〕私の耳許でささやいた(私たちはそこでは皆ささやいていたのだ)――  「あなた、これを言葉にできます?」  私は答えた。「でき……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
  • ことば
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(番外篇その2)「スプーン」

 まず映画の製作が一時的に中断された。それからプロジェクトが丸ごと破棄された。  映画のセットは放置された。地元民をタダ同然で雇って作ったので、その大きさはすさ……

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往復書簡「コロナ時代における『対話』とい……

第十九回小林秀雄賞受賞記念企画

第1信(與那覇潤さんから斎藤環さんへ) 斎藤環さま  ご無沙汰しています。私たちの共著『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』が小林秀雄賞をいただくことに……

考える猫のその日暮らし
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夏の寝相

考える猫のその日暮らし
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残暑見舞いに一句

考える猫のその日暮らし
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そっくり

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音声翻訳

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仮説

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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コロナ禍を理解し、生きることの手ざわりを……

(10)医療人類学者・磯野真穂の10冊

 世界にあなたしか存在しなかったら――人どころか、モノも植物も動物もおらず、純粋にあなただけだったら――あなたは生きていることを感じるだろうか。おそらく今感じている……

斎藤環×與那覇潤『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』刊行記念特別企画
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「病気を理解したい人」にお薦めの映画(後……

(前回へ戻る) 相手を「ジャッジ(judge)」してはいけない 與那覇 前回は、病気の人に対して「絶対にしてはいけない、悪い対応」を描いた映画を紹介してしまったので、……

斎藤環×與那覇潤『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』刊行記念特別企画
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「病気を理解したい人」にお薦めの映画(前……

「うつ」を切り口に映画を見ると 與那覇 うつになって「よかった」と思うことは普通ないでしょうけれども、ぼくにとっての貴重な例外は「映画に出てくるうつ」がわかるよ……

考える猫のその日暮らし
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シッポ考

斎藤環×與那覇潤『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』刊行記念特別企画
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「病気から回復中の人」にお薦めの映画(後……

(前編へ) 「自己啓発」へのカウンター 與那覇 「病気から回復中の人」に薦めたい映画、私の二本目は、優れたホーム・コメディにしてロードムービーである『リトル・ミス……

斎藤環×與那覇潤『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』刊行記念特別企画
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「病気から回復中の人」にお薦めの映画(前……

「明るい映画」がいいわけではない 與那覇 病気の人、特にうつの人に映画を薦めると聞くと、「ハッピーになれる」「元気が出る」みたいなタグが付いているポジティヴな作……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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