シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「エッセイ」一覧

村井さんちの生活
  • くらし
  • こころ
  • エッセイ

税込みと税抜き、どちらになさいますか?

 義理の両親の介護がはじまって、はや三年。私も夫も、義父の体調の悪化と、義母の認知症の進行に全く気づくことができず、一体なにが起きているのかと首をひねるばかりだ……

碧海寿広『考える親鸞 「私は間違っている」から始まる思想』試し読み
  • こころ
  • くらし
  • エッセイ

なぜ親鸞は、人気なのか?

碧海寿広『考える親鸞』 2021/10/27 公式HPはこちら。 親鸞の人気の理由  なぜ、親鸞は人気なのか。一つの理由として、真宗が日本で広範に普及したことがあるだろう。日本……

没イチ、カンボジアでパン屋はじめます!
  • こころ
  • くらし
  • エッセイ

27. カンボジアの若者のためになるなら……

納得しない物件に手付金を払ってはいけない  今の店は、もともと家主の妻が自宅の一階でカフェを経営していた場所なので、キッチン以外に広いカフェスペースがあった。ス……

封印された分断 ブラジル勝ち負け抗争――小説『灼熱』刊行記念
  • 世の中のうごき
  • くらし
  • エッセイ

第5回 「襲撃すれば英雄になれる!」空気……

(前回の記事へ) 第十一章 襲撃の連鎖  話を続ける前に、少し終戦後のブラジルの政治状況を説明します。終戦後、ブラジルでは独裁制を敷くヴァルガス大統領への批判が高……

考える四季
  • こころ
  • くらし
  • エッセイ

死んだら「無」なのか、それとも「霊魂」に……

「死生観」を考える  この5月に新潮選書で『死にかた論』という本を出版した。といっても偉人奇人凡人の「死にざま」の研究書というわけではないし、ご臨終の心構えなどと……

よりみち日記2
  • こころ
  • くらし
  • イラスト
  • エッセイ

17. バイトふっき

封印された分断 ブラジル勝ち負け抗争――小説『灼熱』刊行記念
  • 世の中のうごき
  • くらし
  • エッセイ

第4回 日本は戦争に勝った! 戦勝デマが……

(前回の記事へ) 第八章 終戦と戦勝デマ  前出の『吉川精神』に書かれていた「大東亜への帰還」は、多くの日本移民にとっての悲願ですから、共感する人も多く、『臣道聯……

封印された分断 ブラジル勝ち負け抗争――小説『灼熱』刊行記念
  • 世の中のうごき
  • くらし
  • エッセイ

第3回 日米開戦、「敵性国」となったブラ……

(前回の記事へ) 第五章 戦時下の弾圧  第二次世界大戦が始まった時点では旗色をはっきりさせていなかったヴァルガス政権も、日米開戦翌月の1942年1月には、連合国陣営……

マイ・フェア・ダディ! 介護未満の父に娘ができること
  • くらし
  • こころ
  • エッセイ

12.我慢と焦燥の夏

 さて、困った。書くことがない。父とは1か月以上会えておらず、目立った進捗もほとんどないのだ。  本来なら、7月半ばにお盆の墓参りに行くのが我が家の恒例。しかし、……

封印された分断 ブラジル勝ち負け抗争――小説『灼熱』刊行記念
  • 世の中のうごき
  • くらし
  • エッセイ

第2回 ブラジルに夢を求めて移住した日本……

(前回の記事へ)   第二章 ブラジルへの移民の始まり  第一章でも書いたように、〝ブラジル勝ち負け抗争〟は終戦をきっかけにしていますが、それ以前から日本移民がブラ……

没イチ、カンボジアでパン屋はじめます!
  • こころ
  • くらし
  • エッセイ

26. 日本大好き青年が見る夢とアフター……

ビボルが目指すスタッフ改革――元気な挨拶と「報・連・相(ほうれんそう)」  店でいまや通訳係兼スタッフ統括のようになっているビボルは、広島の会社で電気工事の技能実……

封印された分断 ブラジル勝ち負け抗争――小説『灼熱』刊行記念
  • 世の中のうごき
  • ことば
  • エッセイ

第1回 5分でわかる〝ブラジル勝ち負け抗……

まえがき  こんにちは。作家の葉(は)真(ま)中(なか)顕(あき)です。  みなさんはこんなニュースを目にしたり耳にしたことはないでしょうか。 「2020年のアメリカ大統領選……

村井さんちの生活
  • くらし
  • こころ
  • エッセイ

きょうだいの手紙

 先日、どうにもこうにも仕事が手につかないので、エクササイズを兼ねて家の大掃除をした。だいたい、仕事が手につかないときは、外に出てウォーキングなんてポジティブな……

安田菜津紀の写真日記
  • 世の中のうごき
  • くらし
  • エッセイ

言葉を取り戻す旅へ(最終回)

 菅首相が退陣するという。前首相の時代から、私は言葉の意味の軽さについてずっと考えている。桜を見る会の疑惑追及では、「募ってはいるが募集はしてない」という謎の表……

おかぽん先生青春記
  • まなぶ
  • こころ
  • エッセイ

大学教員になる

 俺の情熱的な公募書類と34歳にしては充実した研究業績のおかげで、千葉大学は俺を面接に呼んでくれた。正確には呼んでくれたのは千葉大学ではなくHM先生とST先生である。……

没イチ、カンボジアでパン屋はじめます!
  • こころ
  • くらし
  • エッセイ

25. 心を鬼にして……「さらば、スレイ……

 不器用で不甲斐ないのに家族を支える彼女を、どうにか助けたかった  毎朝、菓子パンを届けるカフェの仕事はまったくの赤字ではあるが、いろんな経験ができるという意味で……

ふしぎな中国語――日本語からその謎を解く
  • まなぶ
  • こころ
  • エッセイ

第5回 日本語の漢字音と現代中国語音の関……

昔の中国語の発音  私の研究室があるお茶の水女子大学の建物は、だいぶ老朽化が進んでいる。特に授業の行われる教室が並ぶ3階はなぜか吹きさらしになっており、ひときわ傷……

マイ・フェア・ダディ! 介護未満の父に娘ができること
  • くらし
  • こころ
  • エッセイ

11.心と体重をすり減らし

 なにをどう頑張っても父の体重が増えない。むしろ少しずつ減っていく。これから梅雨がきて夏がきて、老人でなくとも体力が削がれがちになるというのに。  体格を表す指……

没イチ、カンボジアでパン屋はじめます!
  • こころ
  • くらし
  • エッセイ

24. われらオオサカベーカリー の「……

「甘いパン」のトラウマ  ある日、私の友人バナリーが、「友人が経営しているカフェに、オオサカベーカリーの菓子パンを置いてくれるかも」と連絡をくれた。経営者は30代……

安田菜津紀の写真日記
  • 世の中のうごき
  • くらし
  • エッセイ

“最終”報告、という暴力

 3月6日、スリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが、名古屋出入国在留管理局で亡くなってから、5ヵ月以上が経った。8月10日、入管庁は「最終報告書」を公表したもの……

ふしぎな中国語――日本語からその謎を解く
  • まなぶ
  • こころ
  • エッセイ

第4回 ピンインは如何にしてできたか

尚古主義にもとづく注音字母  中国語は漢字で表記されるが、漢字を見ただけではどのように発音するかよくわからない。そこで使われているのがピンイン(拼音と書く)で、……

没イチ、カンボジアでパン屋はじめます!
  • こころ
  • くらし
  • エッセイ

23. いよいよ新店舗で再始動!

日本好きな助っ人ビボル登場  フンセン首相に解党させられた野党の国会議員だったバンデスの自宅から出て、フンセン側の選挙管理委員会で働く公務員の自宅一階を借りた新……

よりみち日記2
  • こころ
  • くらし
  • イラスト
  • エッセイ

16. 居場所探しの日々

村井さんちの生活
  • くらし
  • こころ
  • エッセイ

義父母、ショートステイに行ってみる

 義理の両親のコロナワクチン接種が無事終了し、ひと安心といったところだが、そうそう長い間ほっとしているわけにもいかない。車がなければ生活が成り立たない田舎に住む……

ランキング

MAIL MAGAZINE

「考える人」から生まれた本

もっとみる

テーマ

  • くらし
  • たべる
  • ことば
  • 自然
  • まなぶ
  • 思い出すこと
  • からだ
  • こころ
  • 世の中のうごき
  •  

考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


ランキング

「考える人」から生まれた本

イベント

テーマ

  • くらし
  • たべる
  • ことば
  • 自然
  • まなぶ
  • 思い出すこと
  • からだ
  • こころ
  • 世の中のうごき

  • ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号第6091713号)です。ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら