「エッセイ」一覧
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9. あべさんとの別れ
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森喜朗氏の発言の「土台」は至るところに
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が2月3日、JOC(日本オリンピック委員会)の臨時評議員会で、「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあ……
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11. 開店準備に辣腕をふるう「自称コン……
店名の変更からスタッフの新規採用まで 前回、カフェでたまたま出会って知り合いになったカンボジア人男性のバンデスは、野党救国党の元国会議員だったことを書いた。初……
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「ホルモン焼き」
ブタなどの内臓を切って焼く料理を「ホルモン焼き」と言います。この「ホルモン」は、ドイツ語のHormon(内分泌物質)から来たと考えられます。ところが、「実は日本語だ……
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8. 東方力丸さんとのイベント
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野中兼山と金の棒
高知県宿毛
高知西端の宿毛(すくも)を訪れたのは、数年前の二月だった。二月とはいっても、南国高知のことだからきっと暖かいにちがいないと気楽な格好をして出かけたのだが、空港か……
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ポスドク蟻地獄
つくばの研究所で研究をつづけながらも、俺は時々悪夢を見た。もがいてももがいても逃げ出すことができない穴に俺は落ちてしまっている。四つん這いで登ろうとしても、手……
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4.終わらないフジロック
私に相談なく、父が文鳥を飼い始めたのは2年前だ。鳥好きなのは知っていたが、まさかこの年から小鳥の飼育を始めるとは思いもしなかった。あわてて文鳥の平均寿命を調べ……
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10. プノンペンのカフェで出会った老人……
相席を誘ってきた年配のカンボジア人、実はすごい人だった プノンペンにいるときは、店から歩いて10分ほどにあるゲストハウスに滞在していた。ゲストハウスの数軒隣には……
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「正論」って何だろう
「くたばれ、正論。」という、エナジードリンクの広告のキャッチコピーが注目を集めた。成人の日に新聞に掲載されたもので、若者を意識して目を引こうとした言葉……
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7. プロになってきた証拠
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9. 6人家族の長女で大黒柱、ちょっと不……
パンを食べたことのないスタッフにパン作りを教える 私の知人がプノンペンのイタリアンレストランを引き取ることになったのは前回書いた通り。 そこで働いていたスタッ……
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初春のはなやぎを呼ぶ辻占の紙
石川県金沢
辻占(つじうら)というお菓子は、もう二十年以上も前、当時金沢に住んでいた姉が、お正月に帰省した折に買ってきてくれたお土産だった。お正月に一家揃ってお屠蘇をいただ……
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3. 父の「できること/できないこと」
ジャマイカ出身の父親と、インド出身の母親を持つアメリカ人女性、カマラ・ハリスがアメリカの次期副大統領に選ばれることが確実になった。女性としてアメリカ史上初、し……
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8. びっくり! プノンペンの雇用事情
スタッフごと!? 知人が譲り受けた店舗物件 2018年、会社を辞める半年前に私をプノンペンに誘ってくれた知人は、市内にレストランを経営しているカンボジア人から店を引……
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「シルバー」「シルバーシート」
高齢者に関することばに「シルバー」を冠することがあります。「シルバー世代」「シルバー産業」「シルバー人材センター」など。その理由について、テレビ番組からコメン……
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命の線引き
抜けるような青空の午後、太陽の光が柔らかく降り注いでも、吹きつける風はもう冬の香りだった。私は木々に囲まれた、国立療養所多磨全生園の敷地内を歩いていた。ちょう……
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6. 低めの目標
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26. 持続可能な友情
幼稚園で一回、小学校で三回、中学校で一回、合わせて五回、転校している。 そのせいなのかはわからないけれど、友人関係というものは定期的にリセットできるものだと……
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お兄ちゃんの遺骨どうするんだ問題
あまり考えないようにはしていたのだけれど、すでに年末が近い。憂鬱だ。十月に入った途端、義父が「おせちはどうする」とわが家に電話をかけてくるようになったことと、……
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7.カンボジア事情あれこれ
寄付のために見せ物になる孤児たちに涙腺崩壊 初めてのカンボジアに5日間の滞在中、孤児院にも行ってみた。一人10ドル以上の寄付をすることを条件に、子どもたちがカンボ……
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沖縄で出会ったジュウシマツの"祖先"
俺は小鳥の歌を研究しているので、いわゆるバードワッチャー(鳥見人)かと思われていることがある。この連載を読んでくれている方には、俺がどちらかと言うとオタク系イ……
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5. あたらしい日々
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雪雲のようなふっくらぱん
新潟県長岡
この週末に新潟へ旅行に行く友人と話していて、泊まりは長岡だというので、急に思い出したお菓子があった。それは、白くて平たくて長い、いわばイタリアのフォカッチャの……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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