考える人

シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「写真」一覧

安田菜津紀の写真日記
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自分の「加害性」と向き合うとき

 3月11日、東日本大震災から9年。この日を過ぎるとぱったり、東京のメディアでは東北の被災地のニュースを目にしなくなる。地続きの街と街の間に、まるで見えない亀裂が幾……

安田菜津紀の写真日記
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今の恐怖にとらわれそうなときほど、過去の……

 「ま、コロナかしら?」  スーパーで買い物をしようとレジで会計を待っているとき、軽く咳き込んでしまった私の後ろで、ひそひそと話すそんな声が漏れ聞こえてきた。新型……

安田菜津紀の写真日記
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生き延びるため、描き続ける 「イスラム国……

 冷え切った鉄格子を押すと、ぎいっと鈍い音が薄暗い廊下に響いた。更に奥の鉄扉を開けようとすると、監視兵が私に改めて釘を刺した。「囚人たちにこの二点は絶対に言わな……

安田菜津紀の写真日記
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中村哲さんの活動に触れて――「私たち」の……

 12月4日、アフガニスタンで長年活動を続けてきた中村哲さんが銃撃され、亡くなりました。当初の報道では「命に別状はない」と伝えられていた中の訃報。親しい人々の悲し……

安田菜津紀の写真日記
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「自分さえよければ」ではなく NPOを立……

 10月、私や同じくフォトジャーナリストの佐藤慧、そして仲間たちと共に、NPO法人Dialogue for Peopleを立ち上げました。ジャーナリズムや写真だけではなく、法学や音楽、……

安田菜津紀の写真日記
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命を頂くということ

 10月頭、イラク取材のパートナーの実家に一年ぶりにお邪魔した。8人きょうだいとさらにその家族、両親が集まって暮らす大家族で、ありがたいことに私たちが泊まった日の……

安田菜津紀の写真日記
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昨日見た夢、「強者」のふるまい

 「自分たちの村は、朝起きたら、夜に見た夢を家族に話す習慣がある」。そんな話をカメルーン出身の方から伺ったことがある。実は我が家でも、朝起きて、前夜どんな夢を見……

安田菜津紀の写真日記
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  • ことば
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ネット時代に、なぜ直接訪れ、出会うのか

「現地のことは海外メディアからも伝わる。なぜ日本から行く必要があるのですか?」、そんな投げかけを受けたのは、一度や二度ではない。「ネットでその地域に住む人たちが……

安田菜津紀の写真日記
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チョコレートは誰のために

 畑の間を潜り抜けるような赤土の道は至るところがへこみ、車は激しく揺れながら奥地へと進んでいく。両側に生い茂る少し背丈の低い木々は、よく見ると黄色いふっくらとし……

安田菜津紀の写真日記
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性被害の”当事者”は誰か

 #MeToo というハッシュタグを、Twitterのタイムラインで頻繁に目にするようになった。思えばこの一年国内外問わず、とりわけ性被害や犯罪に対して声があがった年だったの……

石内都と、写真の旅へ
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その5

 一九五二年四月、「サンフランシスコ講和条約」が発効した。これ以降、横浜市内で接収されていた地域・建物が徐々に返還されていく。その一方、約七〇ヘクタール(約二十……

安田菜津紀の写真日記
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“伝える”よりも、“届ける”を目指して

 風が木々の葉を揺らす音だけが、静かに響いていた。耳を澄ませても、波音は聞こえない。けれども目の前の校舎の柱は無残にへし折れ、黒板や辛うじて残る可愛らしい絵が描……

石内都と、写真の旅へ
  • 思い出すこと
  • 評論

横浜篇――建物、人間の忘れ物 その3

 横浜の旧遊郭街、永楽町・真金町をあとにして、つぎに石内都と私が向かったのは山下町である。この町の一角にあった高級アパート「互楽荘」を石内が撮り始めたのは一九八……

安田菜津紀の写真日記
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死にたい、といえる安心

 10月31日、父の命日に発覚した事件のことを、あれからずっと考えている。神奈川県座間市の男性の自宅から9人の遺体が見つかり、容疑者はSNSを通じて「死にたい」と訴えて……

石内都と、写真の旅へ
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その2

『連夜の街』は、二〇〇一年、あらたにプリントした作品などをおさめた『Endless Night 2001連夜の街』としても刊行されている。横浜美術館の展覧会準備のために、二冊の……

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黒い髪でも赤い髪でも

 「黒い髪だろうが、赤い髪だろうが、本来問題にすらならないはずだ。見た目にとらわれて内面を無視し、“悪い生徒”とレッテルを貼るのは教育ではない」。この言葉をくれた……

石内都と、写真の旅へ
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その1

 石内都と桐生を旅してから四か月が過ぎた。この間の石内は、横浜美術館で開催される個展「石内都 肌理と写真」(二〇一七年十二月九日―一八年三月四日)の準備に多忙な……

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逆境に立ち向かう

 三陸の浜辺でこの季節に出会える花がある。冷たい風にも動じず、そして静かに海を見守るその出で立ちにいつも心惹かれ、シャッターを切ってきた。特にその名を気にしたこ……

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私は”何人”か、マイノリティーとは何か

 「だって別に朝鮮学校とか行ってないんでしょ?」真顔で問うその人の目を、私はもう一度見つめ返した。何ら悪意のある言葉ではない。私の心も傷ついてはいない。ただ一抹……

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原点、子どもの目線から

 裏路地を覆う果物の匂い、絶えず埃の舞う道端で物乞いする子どもたち、その手を握ったときの温かさ。14年前に過ごした日々を、今でも昨日のことのように思い出す。伝える……

安田菜津紀の写真日記
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イラク、解放の象徴

 「道を開けて!」「早く点滴を!」。1月、イラク北部アルビルの救急病院には、緊迫した声が絶えず飛び交っていた。イラク第二の都市モスルをISから奪還する作戦が2016……

石内都と、写真の旅へ
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桐生――上州の風にのって その4

 映画「フリーダ・カーロの遺品」の上映後、石内とアーティスト・片山真理との対談が行われた。  片山は一九八七年埼玉で生まれ、群馬県太田市で育った。先天性の四肢疾……

石内都と、写真の旅へ
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桐生――上州の風にのって その3

 新桐生駅に到着して、迎えの車に乗った石内都と私は、市街へと向かった。ほどなく、渡良瀬川に架かる橋を通り抜けるとき、石内は「錦桜橋。普通の橋になってしまったわね……

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桐生――上州の風にのって その2

 石内と桐生との関係が大きく変わるのは、「桐生タイムス」記者の蓑﨑昭子との出会いが大きい。「彼女が桐生への入口を大きく開いてくれたのよ。いま桐生は私のあらたな拠……

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考える人とはとは

何かについて考え、それが「わかる」とはどういうことでしょうか。

「わかる」のが当然だった時代は終わり、平成も終わり、現在は「わからない」が当然な時代です。わからないことを前提として、自分なりの考え方を模索するしかありません。

わかるとは、いわば自分の外側にあるものを、自分の尺度に照らして新しく再構成していくこと。

"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)*を編集理念に、Webメディア「考える人」は、わかりたい読者に向けて、知の楽しみにあふれたコンテンツをお届けします。

*産業革命後に急速な都市化が進むロンドンで、イギリスの詩人ワーズワースが書き遺した言葉。

 

 

「考える人」編集長
松村 正樹

  • 津野海太郎「最後の読書」読売文学賞受賞


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