シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「宗教」一覧

「答え」なんか、言えません。
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  • エッセイ

三、修行をなめるな!――「厳しさ中毒」と……

 今もそうかどうかは知らないが、「禅」とか「修行」とか言うと、それなりの年齢の日本人には何か響くものがあるような気がする。そしてそれは、ご多分に漏れず、世上に流……

「答え」なんか、言えません。
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二、悩み方がわからない若者たち

 コロナ禍では中止にしていたが、それ以前より私は希望者との面会を続けていた。  面会場所は、私の都合で恐山か東京、福井にある私の寺に限られるが、希望者は圧倒的に……

「答え」なんか、言えません。
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  • エッセイ

一、仕方がないんだ、人生は

 今年、出家してから40年になった。自分の誕生日さえ忘れることがある人間なので、先だって昔の修行僧仲間からそう言われ、仰天してしまった。    私の得度は1984年の1……

五木寛之×碧海寿広「私たちはなぜ親鸞に魅了されるのか」
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  • 対談

私たちはなぜ親鸞に魅了されるのか

『私の親鸞』&『考える親鸞』刊行記念対談

もうひとつの『坂の上の雲』 五木 碧海さんがお書きになった『考える親鸞 「私は間違っている」から始まる思想』を興味ぶかく読ませていただきました。たまたまですが、……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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知識ゼロから聖書に親しむための10冊

(13)作家で英訳者・清涼院流水の10冊

 1996年、京都大学在学中に『コズミック』で第2回メフィスト賞を受賞しミステリー作家としてデビューした時、私の聖書知識は、ほぼゼロでした。自分が将来、クリスチャン……

碧海寿広『考える親鸞 「私は間違っている」から始まる思想』試し読み
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なぜ親鸞は、人気なのか?

碧海寿広『考える親鸞』 2021/10/27 公式HPはこちら。 親鸞の人気の理由  なぜ、親鸞は人気なのか。一つの理由として、真宗が日本で広範に普及したことがあるだろう。日本……

横田南嶺ほか『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』試し読み
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人生に夜があるように

横田南嶺、細川晋輔、藤田一照、阿純章、ネルケ無方、露の団姫、松島靖朗、白川密成、松本紹圭、南直哉『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』 2021/07/19 公式HPはこちら……

お坊さんらしく、ない。
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  • エッセイ

一、「老師」はつらいよ

 お坊さんに呼びかけるとき、どう言ったらいいのかというのは、一般の人には結構悩むところらしい。 「どう言えばいいんですか? 和尚(おしょう)さんでいいんですか?」 ……

山本芳久『世界は善に満ちている』試し読み
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  • ことば
  • 内容紹介

本を読んだぐらいで人生は変わるのか

読書が人生に与える変化  一冊の書物を読んで人生が変わる。本当にそんなことがあるだろうか。どんな書物を読んだって、ものの見方はほんの少し変わるだけであって、苦し……

高村薫×南直哉(1280x720)
  • こころ
  • ことば
  • 内容紹介

髙村薫・南直哉『生死の覚悟』試し読み

「住所不定住職」 南:  大変ごぶさたをしております。 髙村:  こちらこそごぶさたをしております。 南:  本日はわざわざご足労いただき恐縮です。 髙村:  いえいえ……

みうらじゅん『マイ仏教』試し読み
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  • ことば
  • 内容紹介

みうらじゅん『マイ仏教』試し読み

まえがき 人生で大切なことはすべて仏教が教えてくれた   あれは小学六年生のときのことでした。  私は門前のみやげ物屋で親に買ってもらった仏像を床に落としてしまい……

安田菜津紀の写真日記
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沈黙ではない道を選ぶ

 静まり返った小路に、時折遠くから爆発音が鋭く響いてくる。爽やかな晴れの日の午後に不釣り合いな緊張感が、街を覆っていた。ヨルダン川西岸パレスチナ自治区の最大都市……

長崎ふかよみ巡礼
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その11 近代化と原爆

 幕府の直轄地であり、鎖国時代の貿易港として栄えた長崎にとって、開国と倒幕、明治維新は、大きな転換点だった。「信徒発見」「浦上四番崩れ」で、約250年間の禁教期……

長崎ふかよみ巡礼
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その10 ふたつの土地と、自由への旅

 これまで、長崎の町のはじまりから、キリシタンの時代、禁教、鎖国、開国までをたどってきた。しかし前回の「信徒発見」に至ったところで、「この様子を、“長崎”の人は、……

長崎ふかよみ巡礼
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その9 90,000日の奇跡

 鎖国時代は、数少ない海外への窓口として栄えた長崎だったが、1854年のペリー来航による開国と、横浜や神戸などの開港で “オンリーワン”の存在ではなくなってしまっ……

長崎ふかよみ巡礼
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その7  足裏のマリア

 ひところは「小ローマ」とも呼ばれた長崎。  1614年の全国的な禁教令の後も、信仰を続ける者が多かったが、1629年ごろに踏絵(絵踏み)、1634年に諏訪神社……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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