シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「料理」一覧

マキタスポーツ「土俗のグルメ」
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第10回 恥ずかしいバーベキュー

 「そこは戦場だ!」  「バーベキューは恥ずかしい」  それが私の経験に基づいた実感なのだが、世間一般では「バーベキューをきちんとこなせてこそ一人前」という評価軸が……

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第9回 「実存」としての焼き鳥

たかが焼き鳥……  「焼き鳥」は人々にどんなものをもたらしている食べ物だろうか――。  手にとって構え、おもむろに串を横に引き一口目を頬張る。そして今度は、肉を押し上……

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最終回 嫌いなものについて堂々と語ろうで……

 先日とあるトルコ料理レストランで食事をしていると、隣席の中年カップルが、こんな会話を始めました。  「沖縄行きたいけど、沖縄の料理が嫌いなのよねえ」  「え? 何……

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第8回 生まれた時からナポリタン

ナポリタンの明後日  「明後日(あさって)の方向」という慣用句がある。“見当違い”の意だ。私はこの言葉からある料理を思い浮かべる。  「ナポリタン」がそれである。関西で……

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第7回 人の“食欲”をのぞく

“メザシ”の食欲  人の食欲を見るのが好きだ。  “メザシの土光”を知っているだろうか?  土光敏夫。戦後の高度経済成長期に、東芝や石川島播磨重工業の社長と辣腕をふるい……

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30.不安になるお客さん

 グーグルマップなんかで飲食店レビューを眺めていると、「接客に難あり」みたいなことが書かれている店がちょいちょいあります。しかしそういう店に実際行ってみると、気……

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第6回 「納豆チャーハン」の最適解

手強いぞ、納豆は  「納豆チャーハン」について明確な「答え」を知ってる人を私は知らない。あるいは「知っている」と言い張る向きもあろうが、私は「あー、思考をやめたの……

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第5回 「窒食」という秘かな愉しみ

行きずりの行為  「窒食」という食べ方がある。推奨はしない。特にお年寄りは命にかかわるのでやめていただきたい。各自、自己責任でやるかやらないかを決めてほしい。  「……

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29.コース料理受難の時代

 コース料理が好きです。財力と時間に余裕があれば、今後の生涯で全ての食事をコース料理にしたいくらいです。割烹とフレンチを中心に、イタリアンもエスニックも中華も、……

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第3回 「ライスハック」という極意

 この記事にたどり着いてしまったあなたは、少々変だと思う。この「考える人」においてグルメ関連の連載ならば、あのエリックサウスの稲田俊輔氏がいるのだし、小山田浩子……

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28.ざわつかせるお客さん

 世の中の飲食店は大まかに2種類あります。  ひとつは、複数注文やコース料理が前提の店。居酒屋やバル、フレンチやイタリアンのレストランなどです。焼肉屋さんもそう……

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第2回 「10分どん兵衛」の誕生

哀しい能力  子どもの頃から「人の言うことを聞く」のが苦手だった。これは決して自慢出来ることではない。「だから今がある」という成功譚をひけらかすつもりもない。し……

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27.忘年会ノスタルジー

 僕が会社勤めをしていたのは1990年代。その頃は毎年12月になると忘年会ラッシュが始まりました。チームの忘年会、課の忘年会、部の忘年会、そして支店全体の大忘年会、そ……

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「土俗のグルメ」連載スタート記念対談 w……

『パスタぎらい』 ヤマザキマリ/著 2019/04/17発売 公式HPはこちら 山梨は日本のイタリア!? マキタ 『パスタぎらい』面白かったです。僕もよく食べ物について書いたり、……

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第1回 「土俗」のマニフェスト――書を捨……

自分が”主役”  大事なことは、私が「美味(うま)い」と思うかどうかだ。話題の行列店やグルメ情報、識者による評価は重要ではない。  それが私の本音で、上等だの、下等だ……

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26.平成クリスマス狂想曲

 僕が外食の楽しさに目覚めた平成初期。その時代、巷には「クリスマスディナー」というものがありました。いや、今ももちろんクリスマスディナーはありますが、当時のそれ……

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25.飲食店と価格(2)――「値上げ」を……

 前回のお話の舞台となった定食屋さんで、その日もうひとつ、ちょっと印象に残った出来事がありました。入店したお客さんを席に案内するたびに、店員さんはこんなことを言……

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24.飲食店と価格(1)――「1000円……

 お気に入りの定食屋さんがあります。同じ区内に5店舗ほどを展開しており、チェーン店というまでの規模ではありません。しかしどの店舗もなかなか流行っているようで、こ……

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23.ひとり客のすゝめ(3)――もっと世……

 何かと出張の多い僕は、ある時気付きました。  『キャリーバッグはおひとり様の免罪符である』  キャリーバッグをゴロゴロ引いてひとりで店に入ってくる、ということは……

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22.ひとり客のすゝめ(2)――おひとり……

(*前回はこちら)  おひとり様にもおすすめ、と言われるようなお店には、大まかに2通りあります。適度に放っておいてくれる店と、逆にお店の人が積極的にコミュニケー……

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21.ひとり客のすゝめ(1)――おひとり……

 ひとり飲みや食事など、1人で飲食店を利用してみたいけどなかなか踏ん切りが付かない、なんて話をよく耳にします。世の中には居酒屋はもちろん、寿司や焼き肉でも平気で……

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20.騙す人々、騙される人々(2)――ヤ……

(*前回はこちら)  さて、話は優しいジャイアン君とヤンキーの話に戻ります。  二人は今更のように、本名と年齢と居住地を確認しあっています。今更それ、というのがま……

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18.ホームパーティにおける手土産問題

 以前、友人がこんなことを打ち明けてくれました。  「ある若いシェフのホームパーティに呼んでもらって、その料理がとにかくおいしくて感動したんだよ。ところが、そのシ……

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17.貪欲なのに狭量な日本人の味覚

 シンガポールの巨大ホテルの朝食ビュッフェで、興味深い光景を見かけたことがあります。  シンガポールは多民族国家です。総人口約570万の内、中華系が一番多く、それに……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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