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「たいせつな本 ―とっておきの10冊―」一覧

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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広島に気づく10冊

 サミットもありますし広島の本を、と依頼されました。私は広島に生まれ育ちいまも住んで今年で40年、たまにこういう広島に関する依頼があります。もちろんとてもありがた……

小山田浩子
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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通史の味わい方を教えてくれる10冊

 昨年『明代とは何か』(名古屋大学出版会)という書物を著した。一地域の一時代に焦点をあてた著述ながら、全体を視野に入れたつもり、世界史上の「明代」を問いなおす通……

岡本隆司
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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言語の面白さを教えてくれる10冊

 私は20代のころから、25を超える言語を習い、実際に現地で使ってきた。なんて言うと語学の天才みたいだが、実際には悪戦苦闘の連続だった。旅や取材の必要に応じて、文字……

高野秀行
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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「怪異猟奇文化」を身近に愉しむための10冊

 1997年に刊行した拙著『ホラー小説大全』(角川選書)が翌年に日本推理作家協会賞の「評論その他の部門」賞をいただきました。望外の喜びであり、同時に恐縮もしました。……

風間賢二
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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音楽のように心に共鳴する10冊

 突然だが、みなさんは「音楽書」というものを読んだことがおありだろうか。厳密には「音楽書籍」といったほうがいいのかもしれない。平たくいえば「音楽について書かれた……

木村元
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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知識ゼロから聖書に親しむための10冊

 1996年、京都大学在学中に『コズミック』で第2回メフィスト賞を受賞しミステリー作家としてデビューした時、私の聖書知識は、ほぼゼロでした。自分が将来、クリスチャン……

清涼院流水
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祝・ノーベル物理学賞! 超天才ペンローズを読み解く10冊

 10月6日火曜日。リアルタイムで見ていたノーベル物理学賞の発表で「ロジャー・ペンローズ」という名前が耳に入ってきたとき、驚きとともに、じんわり、嬉々とした感情が……

竹内薫
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気になる未解決事件の10冊

 刑事裁判の傍聴を始めて15年が経った。傍聴マニアが高じて、ブログを開設。それが書籍化に至ったことが、ライターとしてのキャリアの始まりだ。現在は、刑事裁判の様子を……

高橋ユキ
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コロナ禍を理解し、生きることの手ざわりを味わうための10……

 世界にあなたしか存在しなかったら――人どころか、モノも植物も動物もおらず、純粋にあなただけだったら――あなたは生きていることを感じるだろうか。おそらく今感じている……

磯野真穂
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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「脳が壊れた人」の言葉を補う10冊

  いきなり毒づいて恐縮だけど、「凄い当事者」の俺様闘病記が大嫌いです。苦しさや病を抱えることとなった当事者が、いかにその回復に至ったのか、スポ根ばりの自助努力……

鈴木大介
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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息子たちが帰省してきたときにさりげなく本棚に差しておいて……

 息子たちはよく本を読む。今はふたりとも東京にいるけれど、幼い頃から、目を離すと黙って本を読んでいた。今でも、家族旅行の際にも旅行鞄に本が入っているのを見るし、……

宮下奈都
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「対話」によって人間関係と自分自身を変えるための10冊

 私は現在、医療を含む学際的な領域で「オープンダイアローグ(以下OD)」の普及啓発に勤しんでいる。ODはフィンランドで開発された精神病のケア技法であり、同時にケア提……

斎藤環
たいせつな本 ―とっておきの10冊―

科学の世界に、より深く分け入りたくなる10冊

 今年1月、約5年かけて書いたノンフィクション『吃音 伝えられないもどかしさ』を上梓した。それから半年以上が経ち、いよいよ次作のテーマがぼんやりとながら見え出した……

近藤雄生
たいせつな本 ―とっておきの10冊―

重い病気のあとで新しい人生をはじめるのに役立った10冊

アジールの原理を探して   「ここは無縁所だな――。」  2015年の3月、ある大学病院の精神科に入院して意識の回復をみたとき、最初に思いついたのはそれでした。「意識の回……

與那覇潤
たいせつな本 ―とっておきの10冊―

ワインをゆるゆる飲みながら読みたい10冊

 「ワインをゆるゆる飲みながら読みたい本」というお題をいただきました。本とワインはとても相性がいいですよね。どちらも上質なものは、長く豊かな余韻があとに残るもの……

鴻巣友季子
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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  • 内容紹介
  • 文学

何か挟まっていたり貼ってあったりしてうれしい10冊

 本をパラパラと捲った時に、何かが挟まっていると、異様にうれしい気持ちになります。  出版社や本屋さんの栞でもうれしいし、古本で買った本に押し花やレシートが入っ……

名久井直子
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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  • エッセイ
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人生に迷ったときに背筋を伸ばすための10冊

 ふと、人生に迷うときがある。もちろん、日頃もとくに確信を持って生きているわけではない。とはいえ、目の前のことだけをなんとかしのぐだけの日々が続くと、どうしても……

宇野重規
たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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  • 文学
  • 評論

はじめて文章を読むときのように読みたい10冊

 小説を読みたいけれど、なにを読んでいいかわからない。そう言われることが時々ある。けれど大丈夫。自分もまだなにを読んでいいのか、よくわかっていない。なにを読んで……

町屋良平

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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