「エッセイ」一覧
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- 思い出すこと
- エッセイ
酒・珈琲・女学生、時々ギター
ようやく大学に入り、念願の動物心理学を学ぼうと思っていた俺だが、人生にはもっといろいろ楽しそうなことがあるのであった。桜の花びらが散る中、俺はクラシカルギター……
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AIが暴走したら、電源切ればいいんし……
道ばたでロボットから声をかけられたら この連載の3回目で、人工知能があらゆる面で人類の知能を超える、シンギュラリティが間近だという話をした。だが、人工知能はあく……
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二十六 叱られた思い出
新潮社に入り、小林秀雄先生の係を命じられてから二年あまりが過ぎた昭和四十八年(一九七三)の秋であった、PR雑誌の『波』に、先生の新春談話をもらうことになった。 ……
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「しかし」
高校時代、古文を勉強していて、ある文脈が順接(「だから」「それで」)か、逆接(「しかし」「それなのに」)か、判断に迷ったという経験を持つ人は多いでしょう。古文……
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AIは進む。でも日本の第四次産業の未来……
猫がわかるとはどういうことか 人工知能の歴史を詳細に追うつもりはないが、個人的に「使い物にならない」と切り捨てていた人工知能に対する認識を改めたのが、2012……
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- 思い出すこと
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- エッセイ
06 本を読む天皇夫妻と私
まもなく明仁天皇が退位の時をむかえる。そのことを知って――いやそれよりも、昨2016年8月、テレビ放送でいわゆる「おことば」にせっして、といったほうがいいかな。 ――……
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AIの世界一簡単な(そしてちゃんとした)……
第四次産業革命だぁ、人工知能・ロボット社会が来る〜、仕事がなくなる? 人類は絶滅する!と、大騒ぎする前に、いったん落ち着いて、人工知能の基本的な仕組みを確認し……
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二十五 真の良師とは
隆慶一郎(りゅう・けいいちろう)さんも、小林秀雄先生を「先生」と呼んでいた。私が妬(や)けるほどの思いをこめて「先生」と呼んでいた。隆さんは、昭和五十九年(一……
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「とんでもない」
「とんでもない」の丁寧な形には、現在、「とんでもないことでございます」「とんでもございません」の2種類があります。 このうち、後者の「とんでもございません」は……
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シンギュラリティと『人類』の終焉? その……
第四次産業革命はすでに進行中だ 第四次産業革命の到来に気づいている人は必死に対策を講じているが、大多数の人は気づいていない。ひしひしと迫る革命の足音に耳を傾け……
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PTAは私にとって、いい修業の場でした
8:3。なるほどそうか、8対3なのか。 これは何かというと、「読書メーター」における『ある日うっかりPTA』感想の男女比率なのである。 読書メーターは本を読……
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- くらし
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05 コロンビアロード花市場で花結い師T……
うちの実家は西陣の髪結いでした。けれど紺屋の白袴(しろばかま)と申しましょうか、わたしは髪を染めたこともパーマをかけたこともありません。それどころか凝った髪型……
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- くらし
- エッセイ
筋トレボーイ
運動会の季節になった。最近は、春に開催する地域もあるようだが、私の息子達が通う小学校では、開催は夏休み明けの初秋である。まだ残暑厳しい九月後半の週末、ほぼ一日……
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シンギュラリティと『人類』の終焉? その……
モノ作り日本の終焉 先日、講演会で鳥取を訪れたとき、案内してくれた人から、 「ここが、かつてのサンヨーの工場です」 と、広大な工場跡地を教えてもらった。企業城下……
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私は”何人”か、マイノリティーとは何か
「だって別に朝鮮学校とか行ってないんでしょ?」真顔で問うその人の目を、私はもう一度見つめ返した。何ら悪意のある言葉ではない。私の心も傷ついてはいない。ただ一抹……
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二十四 「先生」について
おかげでこの小文も、連載を始めてから満一年を迎えることとなった。小林秀雄先生の晩年、私は先生の本を造る係として先生の身近にいさせてもらったが、その間腐心したこ……
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シンギュラリティと「人類」の終焉? その……
はじめに コンピュータのロール・プレイング・ゲーム(RPG)で、選択を誤るとチームが全滅する、というシナリオがあるが、実は人類はいま、壮大なゲームの分岐点にさしか……
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- くらし
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原点、子どもの目線から
裏路地を覆う果物の匂い、絶えず埃の舞う道端で物乞いする子どもたち、その手を握ったときの温かさ。14年前に過ごした日々を、今でも昨日のことのように思い出す。伝える……
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- ことば
- エッセイ
05 記憶力のおとろえを笑う
前号で、いまの私はまごうかたなき「落ち目の読書人」だとのべた。ひとつには「目のよわり」のせいだが、かならずしもそれだけではない、ほかにもさまざまな原因がある、……
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- ことば
- エッセイ
二十三 模倣の実践
前回、小林秀雄先生は、何事もまず「まねよ」だった、人間は、頭で覚えるより先に身体で真似る、そこから始めるように造られている、したがって、人間生活のあらゆる面で……
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- ことば
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「募金」
大勢から寄付金を募って、困った人のために役立てたり、事業を起こしたりすることは、昔からありました。 お寺や仏像を作るために寄付を募ることを「勧進(かんじん)」……
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04 死ぬまで使うお茶碗を清滝「テラ」の……
お茶碗を買い替えました。この連載の1回目で書いたようにツレのものは少々口を欠いていたけれど、なんの不都合があったわけではありません。まるでテーブルに置かれた文……
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きざみ葱メガ盛りの乱
去年の夏は、「息子達の夏休みに合わせる形で仕事の調整を済ませていたこともあって、私自身も心に若干の余裕を持って夏を楽しむことができた」なんて涼しい顔で書いてい……
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- ことば
- エッセイ
「林」「森」
日本語の「林」と「森」は、どこが違うのでしょうか。 それを考えるとき、つい、漢字の形を手がかりにしたくなります。「木」が2つの「林」に対して、「木」が3つの……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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