「エッセイ」一覧
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変わりゆく街、変わらないもの
(前回まで)「チャーリー」こと勝田直志さんは、コザの有名なタコス専門店の創業者。沖縄戦の生き残りでもある。1956年からずっとコザでレストランを営んできた。 出来る……
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07 蔵書との別れ
岡山吉備高原で新しい町の建設がはじまった。そこに書斎と書庫を中心とする新居をもうけて、まず3万冊ある蔵書のうちの1万冊を移し、落ちついたら生活の拠点も、いまの……
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二十七 詩を書いているんだよ
昭和三〇年代から四〇年代にかけて、小林秀雄は大学入試の出題数で毎年御三家の一角を占めていた。他の二家は『朝日新聞』の「天声人語」と夏目漱石である。ところが、五……
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ぼくのプログラマー回顧録 その1
堅苦しい話が続いたので、しばし、「プログラミング」のオールドタイマーの話をしよう。竹内薫プログラマー回顧録である(笑)。 そもそも私はパソコン好きが高じて、……
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逆境に立ち向かう
三陸の浜辺でこの季節に出会える花がある。冷たい風にも動じず、そして静かに海を見守るその出で立ちにいつも心惹かれ、シャッターを切ってきた。特にその名を気にしたこ……
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「ぞっこん」
1980年代に人気のあった「シブがき隊」の曲は、「サムライ・ニッポン」「アッパレ! フジヤマ」「スシ食いねェ!」など、江戸趣味のものが目につきます。このほかに「Zok……
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AIが神になったら
生き残る職業、消滅する職業 さて、誰がどう考えても、人類全体がAIの神をなだめる神官になるわけにはいかない。太古の時代から、神官の数はごくごく少数に限られている……
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06 ありそうでなかった台所道具を、高台……
「縁は異なもの味なもの」とか申しますが、いまはまるで一緒に暮らす仲間のような我が家の道具たちとの出会いも様々です。散歩の途中にたまたま通りかかって手作りの茶筒な……
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01 はじめに
トーマス・トウェイツ、村井理子訳『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 2017/11/1 公式HPはこちら。 ロンドン、ウォータールー(晴れてはいるが、肌寒い) 偉大な……
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キャッチャー・イン・ザ・法学部
今の職場に来て間もなくだったと思う。何か他の話をしている際、同僚からぽつりと「僕たちは、ライ麦畑のキャッチャーだからねえ」と言われたことがあるのを覚えている。……
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ピカピカおにぎり
まだ暑い日はあるものの、琵琶湖周辺はすっかり秋めいてきた。湖水浴客が少なくなったというのに、週末になると県外からの車で国道が大渋滞するのは、近所のスキー場が施……
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酒・珈琲・女学生、時々ギター
ようやく大学に入り、念願の動物心理学を学ぼうと思っていた俺だが、人生にはもっといろいろ楽しそうなことがあるのであった。桜の花びらが散る中、俺はクラシカルギター……
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AIが暴走したら、電源切ればいいんし……
道ばたでロボットから声をかけられたら この連載の3回目で、人工知能があらゆる面で人類の知能を超える、シンギュラリティが間近だという話をした。だが、人工知能はあく……
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二十六 叱られた思い出
新潮社に入り、小林秀雄先生の係を命じられてから二年あまりが過ぎた昭和四十八年(一九七三)の秋であった、PR雑誌の『波』に、先生の新春談話をもらうことになった。 ……
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「しかし」
高校時代、古文を勉強していて、ある文脈が順接(「だから」「それで」)か、逆接(「しかし」「それなのに」)か、判断に迷ったという経験を持つ人は多いでしょう。古文……
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AIは進む。でも日本の第四次産業の未来……
猫がわかるとはどういうことか 人工知能の歴史を詳細に追うつもりはないが、個人的に「使い物にならない」と切り捨てていた人工知能に対する認識を改めたのが、2012……
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06 本を読む天皇夫妻と私
まもなく明仁天皇が退位の時をむかえる。そのことを知って――いやそれよりも、昨2016年8月、テレビ放送でいわゆる「おことば」にせっして、といったほうがいいかな。 ――……
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AIの世界一簡単な(そしてちゃんとした)……
第四次産業革命だぁ、人工知能・ロボット社会が来る〜、仕事がなくなる? 人類は絶滅する!と、大騒ぎする前に、いったん落ち着いて、人工知能の基本的な仕組みを確認し……
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二十五 真の良師とは
隆慶一郎(りゅう・けいいちろう)さんも、小林秀雄先生を「先生」と呼んでいた。私が妬(や)けるほどの思いをこめて「先生」と呼んでいた。隆さんは、昭和五十九年(一……
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「とんでもない」
「とんでもない」の丁寧な形には、現在、「とんでもないことでございます」「とんでもございません」の2種類があります。 このうち、後者の「とんでもございません」は……
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シンギュラリティと『人類』の終焉? その……
第四次産業革命はすでに進行中だ 第四次産業革命の到来に気づいている人は必死に対策を講じているが、大多数の人は気づいていない。ひしひしと迫る革命の足音に耳を傾け……
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PTAは私にとって、いい修業の場でした
8:3。なるほどそうか、8対3なのか。 これは何かというと、「読書メーター」における『ある日うっかりPTA』感想の男女比率なのである。 読書メーターは本を読……
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05 コロンビアロード花市場で花結い師T……
うちの実家は西陣の髪結いでした。けれど紺屋の白袴(しろばかま)と申しましょうか、わたしは髪を染めたこともパーマをかけたこともありません。それどころか凝った髪型……
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筋トレボーイ
運動会の季節になった。最近は、春に開催する地域もあるようだが、私の息子達が通う小学校では、開催は夏休み明けの初秋である。まだ残暑厳しい九月後半の週末、ほぼ一日……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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