シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「エッセイ」一覧

マイ・フェア・ダディ! 介護未満の父に娘ができること
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特別篇 父の「大丈夫」を引き伸ばす

少し細くなったように見えた父  暑い。暑すぎる。建物から一歩外に出ただけで汗が噴き出しびしょびしょになるし、日傘をささずに5分も歩いたら、太陽に頭を叩かれているよ……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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深みある〈強さ〉って何? 高校生に読んで……

(19)評論家&高校教員・林晟一の10冊

 心の奥に良性のひっかき傷を残しつつ、知的な背伸びを歓迎してくれるような本がある。教員として高校生と斬り結ぶ中、私はそんな本を大切に思ってきた。  私の知る高校……

土俗のグルメ
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第16回 土俗のラーメン論(2)――「美……

 前回は愚痴っぽいことを書いてしまった。どんなことを書いたかはバックナンバーを閲覧していただくとして。要は、ラーメンを相対的に語る時代はもう終わってしまったので……

住職はシングルファザー!
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5.お寺は「ブラック企業」なのか?

子供に離婚を打ち明ける恐怖  規律ある落ち着いた生活を心がけてしばらくすると、子供たちの淀んでいた心は嘘のように元気を取り戻した。ちょうど台風が吹き荒れていると……

土俗のグルメ
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第15回 土俗のラーメン論(1)――余は……

 「みんな! ラーメンについてちょっと真剣になりすぎ!」  と、注意したい気分なのである。何故、そんな優等生の学級委員みたいなことを私のような人間が言わなくてはい……

村井さんちの生活
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義父から逃げたくて、夏

 私は大変疲れている。七月の後半から怒濤のようなスケジュールをこなしてきた。仕事はいつものことだから慣れているけれど、自分の用事以外の用事、それもビッグイベント……

住職はシングルファザー!
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4. 「料理」という最大の関門

新米シングルファザーの難関  もう一つ、規律正しい生活の柱にすえたのが、食事だった。  サラリーマン家庭に暮らす人には想像しがたいだろうが、お寺に暮らしていると、……

住職はシングルファザー!
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3. 生活再建への第一歩

小学2年生の娘と幼稚園年長の息子  離婚してまず向き合うべきは、子供の心である。  私の心ももちろん疲弊していたが、「苦しみは糧にすべきものだ」という理解があるだ……

土俗のグルメ
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第14回 「ご飯のお供」改め「米バディ」

「ご飯のお供」とは何か?  まず定義をしておきたい。何を以って「ご飯のお供」とするかだ。  例えば「バター」はどうだ? バターだけだとダレるのでそこに醤油を垂らす……

村井さんちの生活
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それが一番アカンやつ

 今回は、認知症の高齢者介護の現実のようなものに、一歩踏み込んだ内容を書くつもりなので少し気が重いが、先日起きたことを正直にお伝えしようと思う。私はこの数日、こ……

住職はシングルファザー!
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2. シングルファザーの決心

お坊さんの離婚はタブーなのか?  かくして、結婚生活は約9年で幕を閉じた。2018年の正月から、子供2人を男手ひとつで育てるという、夢想だにしなかった「シングルファザ……

土俗のグルメ
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第13回 土俗な寿司マニフェスト

 はっきり言って私は、寿司にコンプレックスを感じている。そのコンプレックスをタイムカプセルに詰めて、未来へのメッセージとしたい。  メシに上等だの下等だのと言い……

住職はシングルファザー!
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1. お坊さんの結婚と離婚

お坊さん、結婚を決意する  「結婚することにした」  27歳のある日のこと。ぶっきらぼうに、両親にそう報告した。  いや、報告したというより、宣戦布告に近かった。  ……

土俗のグルメ
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第12回 芸人を「食」にたとえる

「ビートたけし=ラーメン」説  ミュージシャンや俳優、文筆家など肩書きを色々持つ私ではあるが、自分の表現の本籍地は「芸人」だと思っている。そんな私を「食堂」にた……

村井さんちの生活
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義父のお尻が大事件!?

 その日、私は急ぎの翻訳原稿の見直し作業に追われていた。訳しているのはとても長く、難解な一冊で、ここ数ヶ月間、ノンストップで訳し続けているがなかなかどうして手強……

土俗のグルメ
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第11回 食はいつも未知なもの――アボカ……

はじめてのアボカド  はじめてアボカドを食べた時のことを、今でも思い出す。  1980年代の前半だったと思う。たしか、テレビでは千代の富士が活躍、ホテルニュージャパン……

考える四季
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日記を読むおもしろさ

他人の日記を読むこと  日記を読むのはおもしろい。そこには自分とは違う他人の生活の様子が記されている。他人の生活の様子なんか知ってなにがおもしろいんだと思う向き……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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広島に気づく10冊

(18)小説家・小山田浩子の10冊

 サミットもありますし広島の本を、と依頼されました。私は広島に生まれ育ちいまも住んで今年で40年、たまにこういう広島に関する依頼があります。もちろんとてもありがた……

土俗のグルメ
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第10回 恥ずかしいバーベキュー

 「そこは戦場だ!」  「バーベキューは恥ずかしい」  それが私の経験に基づいた実感なのだが、世間一般では「バーベキューをきちんとこなせてこそ一人前」という評価軸が……

村井さんちの生活
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歯医者に行くだけなのに

 先日突然義父から電話があり、またしても「お母さんを歯医者に連れて行きたい」と相談された。  「奥歯が痛いって言ってるんや」ということだったので、翌日、仕事を終え……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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通史の味わい方を教えてくれる10冊

(17)中国史家・岡本隆司の10冊

 昨年『明代とは何か』(名古屋大学出版会)という書物を著した。一地域の一時代に焦点をあてた著述ながら、全体を視野に入れたつもり、世界史上の「明代」を問いなおす通……

土俗のグルメ
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第9回 「実存」としての焼き鳥

たかが焼き鳥……  「焼き鳥」は人々にどんなものをもたらしている食べ物だろうか――。  手にとって構え、おもむろに串を横に引き一口目を頬張る。そして今度は、肉を押し上……

堀部安嗣「建築の対岸から」
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若松英輔にきく、身体の内に建てる家とは?……

 建築とは言うまでもなく人の身体の〈外〉に柱や屋根を築いてゆく行為です。そして身体を覆うスケール感やダイナミックさに魅了されたのが、私たち建築を生業とする人たち……

堀部安嗣「建築の対岸から」
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若松英輔にきく、身体の内に建てる家とは?……

(前編はこちらから) 古い本と古い建築 堀部 家は人が弱くなれる場所、という話でしたが、こういった「弱い」とか、「古い」とかいった言葉に価値を見出せない日本語の状……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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