「エッセイ」一覧
-
-
- からだ
- こころ
- エッセイ
コロナ禍を理解し、生きることの手ざわりを……
(10)医療人類学者・磯野真穂の10冊
世界にあなたしか存在しなかったら――人どころか、モノも植物も動物もおらず、純粋にあなただけだったら――あなたは生きていることを感じるだろうか。おそらく今感じている……
-
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
江戸でも京都でもない、粋な和菓子
東京都神保町
神保町に行って甘いものを買いたいなと思ったときに必ず足が向くのは『さゝま』である。古本屋やスポーツ用品店や飲食店が雑然と建ち並ぶ靖国通りを駿河台下で曲がるとす……
-
-
- こころ
- 思い出すこと
- エッセイ
休校が終わる週のことだった
もうすぐ学校がはじまるという、休校生活も終わりに近づいた日のことだった。わが家の男子チームが突然、ビワイチ(琵琶湖沿いの道を自転車で走り、一周すること)を決行……
-
-
- からだ
- こころ
- エッセイ
「脳が壊れた人」の言葉を補う10冊
(9)文筆業・鈴木大介の10冊
いきなり毒づいて恐縮だけど、「凄い当事者」の俺様闘病記が大嫌いです。苦しさや病を抱えることとなった当事者が、いかにその回復に至ったのか、スポ根ばりの自助努力……
-
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
水ようかん食べ比べ
栃木県日光
水のきれいな地域は水ようかんがおいしい。福井の小浜、岐阜の大垣、埼玉の秩父、いずれも山が近く、湧き水が豊富で冬に寒く、空気の澄んだ土地柄である。町のなかを清冽……
-
-
- 世の中のうごき
- 自然
- エッセイ
またまた番外編 歌舞伎町、そこはカラスの……
「誰もいねえ!」 新宿アルタ前の通りを見た時の第一印象がそれだった。日曜の朝6時45分といえば確かに人は少ないだろうが、それでも朝イチで仕事に向かう業者さん、日曜で……
-
-
- こころ
- 世の中のうごき
- エッセイ
明るいあしたを迎えるための音楽 2
(PART1はこちら) 医療現場で働く方々に感謝を 10. Eric Clapton: Smile 村上RADIO。今夜は僕、村上春樹が自宅の書斎からステイホームでお届けしています。エリック・ク……
-
-
- こころ
- 世の中のうごき
- エッセイ
明るいあしたを迎えるための音楽 1
村上RADIO特別編「ステイホームスペシャル」 こんばんは、村上春樹です。 村上RADIO、いつもは二ヶ月に一度のペースでやっているんですが、今日は臨時の枠をもらって、……
-
-
- こころ
- 思い出すこと
- エッセイ
信用するって難しい
さて、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休校が開始されて70日以上が経過した。学校が再開された自治体もちらほら増えてきたようだが、私たちが住む地域では……
-
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
雨の海峡と赤巻
鹿児島県長島
長島は熊本から鹿児島にかけて連なる天草諸島のひとつで、島々のいちばん南にあって、天草と九州本土を橋でつなぐ島である。長島へは天草上島、下島と車で旅しながら南下……
-
-
- 思い出すこと
- こころ
- エッセイ
ガラ子との別れ
そして翌日、俺たちはカンガルー島に飛ぶため、アデレードの空港に向かった。アデレードはその日、大嵐だった。指定されたゲートに着くと、そこには世にも小さなプロペラ……
-
-
- 世の中のうごき
- ことば
- エッセイ
「なぜ政治に発言をするのか」という政治的……
#検察庁法改正に抗議します というハッシュタグとともに、多くの声がSNS上であがっている。黒川弘務東京高検検事長の不可解な定年延長、議事録さえ残されていない法……
-
-
- ことば
- からだ
- エッセイ
31 かれが最後に書いた本(つづき)
(「29 かれが最後に書いた本」へ) 2019年11月、岩波書店から加藤典洋の『大きな字で書くこと』という本がでた。同社のPR誌『図書』と「信濃毎日新聞」で、ほぼ同時期……
-
-
- 自然
- くらし
- エッセイ
番外編 もし東京から人間が消えたら(後編……
(前編はこちら) 双眼鏡とカメラを持ち、まずはおなじみのハシブトガラスがいるところへ。仮に「鉄塔ペア」としておこう。このペアは毎年、住宅地のド真ん中にそびえる送……
-
-
- 自然
- くらし
- エッセイ
番外編 もし東京から人間が消えたら(前編……
Covid-19の感染拡大を防ぐため、世界各地で外出の禁止、あるいは自粛が行われている。普段出歩いている人間がいなくなる、少なくとも極端に減る、ということだ。これは社会……
-
-
- こころ
- 思い出すこと
- エッセイ
理想の生活は諦めた
子どもたちの休校がはじまってから、50日ほどが経過した。朝から晩まで、ふたりと顔をつきあわせてずっと家にいるなんて、それこそ10年ぶりぐらいのことだ。いくらわが子……
-
-
- 思い出すこと
- こころ
- エッセイ
ガラ子再び
俺はガラ子に会うためにオーストラリアに旅立った。日本からオーストラリアは比較的近い。バヌアツからもオーストラリアは実際に近い。当時の青年海外協力隊の規則では、……
-
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
焼き米とほとぎ
広島県庄原
たしかそのときも広島の山間部で買ったのだが、焼き米という加工食品を数年前にカナダでキャンプ生活をした際に食べたことがある。むろん現地でも食材は手に入るのだが、……
-
-
- こころ
- くらし
- エッセイ
15.流産あるあるすごく言いたい
妊娠中、性欲がぱたりとなくなった、という人の話を聞いたことがある。 それまで毎日のように大量摂取していたやおい本にもまったく食指が動かず、長すぎる賢者タイム……
-
-
- 世の中のうごき
- ことば
- エッセイ
「緊急時なのだから批判をするな」に思うこ……
今暮らしているコミュニティは、私にとってとても居心地がいい場所だと思っている。お店とお客さんの距離がとても近い。「今日はまっすぐ帰る」と心に決めていても、なじ……
-
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
冬のミル金
岡山県岡山
その日は岡山で少し時間があったので、十年ほど前に一度訪れた、街の中心部に行ってみることにした。岡山の街は街路が碁盤目状に整備されていて、おおまかな目印と方向を……
-
-
- ことば
- からだ
- エッセイ
30 落ち着かない日々
この年始めに、ほかの人はどうあれ、私にとっては依然として若いままのふたりの友人――坪内祐三の急死と黒川創の「大佛次郎賞」受賞というできごとが、たてつづけに生じた……
-
-
- こころ
- 思い出すこと
- エッセイ
孤独死した兄のこと
村井理子さんが孤独死した兄について書いた『兄の終い』が映画化! 原作本はこちらをクリック。 昨年10月下旬、兄が宮城県多賀城市内のアパートで孤独死した。病……
-
-
- 思い出すこと
- こころ
- エッセイ
優しい雨
と、光陰矢の如し、バヌアツ滞在は過ぎてゆき、僕は日本に戻り、ガラ子はバヌアツでの日常生活に戻っていった。僕はつくば市にある農林水産関係の研究所で鳥による農作物……
ランキング
MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

ランキング
「考える人」から生まれた本





ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号第6091713号)です。ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら








