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「こころ」一覧

岸本佐知子×津村記久子「世界文学に関するあれこれをゆる~く語ります」
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後篇 「ギャツビーて誰?」から始まった

(前回の記事へ) ギャツビーとYRP野比 岸本 そもそも、この『やりなおし世界文学』の企画はどうやってはじまったんですか? 津村 毎日新聞社の「本の時間」から連載しま……

岸本佐知子×津村記久子「世界文学に関するあれこれをゆる~く語ります」
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前篇 『ボヴァリー夫人』は「吉本新喜劇」……

名前は知っているけれど、読んだことのない本 津村 名前は知っているけれど、中身のよくわからない本を読んでみるというのが『やりなおし世界文学』の始まりで、「本の時……

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最終回 咲妃みゆ(前篇)自分自身でいるよ……

故郷の自然が育んだ感性  あなたにとって、宝塚とは何ですか。これまで元タカラジェンヌの方々にそう質問するたびに、宝塚への思いが形となった一言が返ってきた。たとえ……

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受賞のことばと選評

第二十一回小林秀雄賞

左から、受賞者の竹内康浩氏、朴舜起氏 受賞作品 『謎ときサリンジャー 「自殺」したのは誰なのか』(2021年8月 新潮社) 受賞のことば (竹内氏コメント) 落ちたものは……

村井さんちの生活
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夫、ついに雄たけびを上げる

デイサービスの職員さんの証言  デイサービスへの準備と送り出しを担当してくれているヘルパーさんによると、毎朝「デイって何ですか?」と義母は確認するらしいが、顔な……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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言語の面白さを教えてくれる10冊

(16)探検家・高野秀行の10冊

 私は20代のころから、25を超える言語を習い、実際に現地で使ってきた。なんて言うと語学の天才みたいだが、実際には悪戦苦闘の連続だった。旅や取材の必要に応じて、文字……

村井さんちの生活
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「わしの気持ちを考えたことがあるのか!?……

 夏休みが終わり、息子たちの新学期が始まった。暑く、長く、楽しい夏を経験した二人は、特に大きな問題もなく、それぞれが高校生としての生活を楽しんでいる様子だ。しか……

よりみち日記2
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最終回 37歳のクリスマス

※「よりみち日記2」は今回が最終回となります。ご愛読ありがとうございました。

ロビンソン酒場漂流記
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第7夜 霊園の山のあなたの空遠く

 その店を知ったのは、車で迷子になったせいだった。  神奈川県川崎市に生田緑地とよばれる都市公園がある。そのなかに日本民家園という全国から歴史的な民家を集めた施……

よりみち日記2
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29.出版後の日々

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第8回 夢乃聖夏(前篇) ぶれない星組男……

アンドレの失敗  宝塚歌劇の新人公演は、若い生徒にとって挑戦の場だ。研7(7年目の生徒のことで、宝塚では所属年数を研究科○年と表す)までの生徒のみで上演する、宝塚……

小林秀雄賞
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第21回(2022年度)小林秀雄賞 受賞……

 8月25日午後、一般財団法人 新潮文芸振興会と新潮社の主催による「小林秀雄賞」「新潮ドキュメント賞」選考会がオークラ東京にて行なわれ、受賞作品が決定しましたので、……

村井さんちの生活
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義母が重い

 今年の夏は酷暑だが、このとんでもない暑さは果たして、全国の認知症患者に何らかの影響を及ぼしているのだろうか? わが家のケースで言えば、その影響は大きい。  暑……

おかぽん先生青春記
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生物心理学者の誕生(最終回)

 「考える人」編集長だった河野さんから「青春記を書きませんか」と誘っていただいたのが2016年春であった。もう6年以上、青春記を書いている。当初は青春記である以上、大……

よりみち日記2
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28.あたらしい絵

おかぽん先生青春記
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歌文法の発見

 俺の居室は、学生がたむろしいろいろな動物をめでる憩いの場となったが(たむろする学生たち)、同時に研究成果を議論する場でもあった。「ジュウシマツの歌をどう分析す……

serialization_nakahara_7A_0704
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第7回 中原由貴(煌月爽矢)(前篇) 「……

不合格になることを考えていなかった  宝塚歌劇団に入るためには、宝塚音楽学校の試験を突破しなくてはならない。15歳(中学3年)から18歳(高校3年)までの女性が……

よりみち日記2
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27.出版記念イベント

ロビンソン酒場漂流記
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第6夜 呑みたい日には川を下って

 待ち合わせたのは蒲田駅だった。  蒲田駅にはJRと京急の二つの駅がある。いつも使うのはJRのほうで、こちらは『砂の器』でいきなり死体が発見される操車場がある。その……

よりみち日記2
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26. あたらしい自転車

『ハレム 女官と宦官たちの世界』刊行記念 「ハレム」の魅力を語ろう 篠原千絵×小笠原弘幸
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後編 ハレムに女性が惹かれるのはなぜか?

(前回の記事へ) ドラマ放送時は「ハマム」が空になる   小笠原 『ハレム』を刊行して意外だったのは、購読者の半数近くが女性だったことです。新潮選書の場合、購……

よりみち日記2
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25.あたらしい診断

『ハレム 女官と宦官たちの世界』刊行記念 「ハレム」の魅力を語ろう 篠原千絵×小笠原弘幸
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前編 ハレムの女官はどんな服を着ていたか……

「できれば連載前に読みたかった」 小笠原  私は篠原先生の作品のファンでして、こうしてお目にかかれるのは大変光栄です。最初に読んだのは『闇のパープル・アイ』で、大……

マイ・フェア・ダディ! 介護未満の父に娘ができること
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最終回 ひとまず上出来(父親編)

 困ったことが起きた。予想外だった。連載を2か月も休ませてもらったのもそのせいだ。  なにが予想外って、父がまったくもって元気なのだ。年相応の老いはある。数年前よ……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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