「こころ」一覧
-
-
- こころ
- まなぶ
- 評論
第18回 大衆を酔わせるワーグナーの「……
ワーグナーは大衆を興奮させる、とニーチェは見た ワーグナーが『自叙伝(Mein Leben)』の中で、シューマンの指揮者としての力量のなさを惜しむくだりがあるが、シュー……
-
-
- からだ
- こころ
- エッセイ
コロナ禍を理解し、生きることの手ざわりを……
(10)医療人類学者・磯野真穂の10冊
世界にあなたしか存在しなかったら――人どころか、モノも植物も動物もおらず、純粋にあなただけだったら――あなたは生きていることを感じるだろうか。おそらく今感じている……
-
-
- こころ
- くらし
- 対談
「病気を理解したい人」にお薦めの映画(後……
(前回へ戻る) 相手を「ジャッジ(judge)」してはいけない 與那覇 前回は、病気の人に対して「絶対にしてはいけない、悪い対応」を描いた映画を紹介してしまったので、……
-
-
- こころ
- くらし
- 対談
「病気を理解したい人」にお薦めの映画(前……
「うつ」を切り口に映画を見ると 與那覇 うつになって「よかった」と思うことは普通ないでしょうけれども、ぼくにとっての貴重な例外は「映画に出てくるうつ」がわかるよ……
-
-
- こころ
- 思い出すこと
- エッセイ
休校が終わる週のことだった
もうすぐ学校がはじまるという、休校生活も終わりに近づいた日のことだった。わが家の男子チームが突然、ビワイチ(琵琶湖沿いの道を自転車で走り、一周すること)を決行……
-
-
- からだ
- こころ
- エッセイ
「脳が壊れた人」の言葉を補う10冊
(9)文筆業・鈴木大介の10冊
いきなり毒づいて恐縮だけど、「凄い当事者」の俺様闘病記が大嫌いです。苦しさや病を抱えることとなった当事者が、いかにその回復に至ったのか、スポ根ばりの自助努力……
-
-
- こころ
- くらし
- 対談
「病気から回復中の人」にお薦めの映画(後……
(前編へ) 「自己啓発」へのカウンター 與那覇 「病気から回復中の人」に薦めたい映画、私の二本目は、優れたホーム・コメディにしてロードムービーである『リトル・ミス……
-
-
- こころ
- くらし
- 対談
「病気から回復中の人」にお薦めの映画(前……
「明るい映画」がいいわけではない 與那覇 病気の人、特にうつの人に映画を薦めると聞くと、「ハッピーになれる」「元気が出る」みたいなタグが付いているポジティヴな作……
-
-
- こころ
- くらし
- エッセイ
18. きみは月
すぐに人を好きになるけれど、すぐに失望もする。 ほんとにうかつに人を好きになる。よく知りもしないくせに好きになる。 そのくせ、ちょっとでも思ってたのとちがう……
-
-
- こころ
- まなぶ
- 評論
第17回 「金銭」と「多数」から芸術を……
革命期のパトロン貴族たち ベートーヴェンも貴族制から共和制・民主制への移行期に活動した芸術家であった。しかし彼のパトロンとの関係は、モーツァルトの場合とは異な……
-
-
- こころ
- 世の中のうごき
- エッセイ
明るいあしたを迎えるための音楽 2
(PART1はこちら) 医療現場で働く方々に感謝を 10. Eric Clapton: Smile 村上RADIO。今夜は僕、村上春樹が自宅の書斎からステイホームでお届けしています。エリック・ク……
-
-
- こころ
- 世の中のうごき
- エッセイ
明るいあしたを迎えるための音楽 1
村上RADIO特別編「ステイホームスペシャル」 こんばんは、村上春樹です。 村上RADIO、いつもは二ヶ月に一度のペースでやっているんですが、今日は臨時の枠をもらって、……
-
-
- こころ
- 思い出すこと
- エッセイ
信用するって難しい
さて、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休校が開始されて70日以上が経過した。学校が再開された自治体もちらほら増えてきたようだが、私たちが住む地域では……
-
-
- こころ
- くらし
- 対談
「コミュ力」が高い人は「共感力」が低い?
「発達障害バブル」を考える 與那覇 「時代を象徴する病」であるかのように、この十年間で一気に注目度が上がったメンタルの病気は発達障害ですね。「アスペ」(アスペル……
-
-
- 思い出すこと
- こころ
- エッセイ
ガラ子との別れ
そして翌日、俺たちはカンガルー島に飛ぶため、アデレードの空港に向かった。アデレードはその日、大嵐だった。指定されたゲートに着くと、そこには世にも小さなプロペラ……
-
-
- くらし
- こころ
- ルポ
愛宕山の総本宮へお参り!
みなさま、こんにちは! 日々野鮎美(27歳 会社員)です。 わたくし、”山ガール”ならぬ”単独登山女子”なんて名乗っていますが、要するに人見知りです……(?!)。 (私の詳……
-
-
- こころ
- くらし
- エッセイ
17.コレガ、サビシサ
コロナウイルスの影響で『テラスハウス』の撮影が休止になってしまった。 なんでじゃ! テラスハウスの中でみんなで自粛してればええやんけ! 撮影スタッフが入るの……
-
-
- こころ
- ことば
- インタビュー
第5回 蓮實重彦の批評は難解なのか――『……
(第4回はこちら) およそ、生真面目な悲劇性ほど<知>にふさわしからぬものもまたとあるまい。何にもまして、艶やかな色気と、爽快な笑いとで<知>を軽やかに彩……
-
-
- こころ
- ことば
- インタビュー
第4回 ショットが撮れる、要注目の監督
(第3回はこちら) ――先生は、巨匠らのほかにも同時代のアメリカ監督たちにも特別な関心と愛情を示してきました。ジェームズ・グレイやウェス・アンダーソン、マイケル・マ……
-
-
- こころ
- ことば
- インタビュー
第3回 映画には適切な長さがある
(第2回はこちら) ――先生はマーティン・スコセッシよりスティーブン・スピルバーグの方が優れた監督だと何度かおっしゃった事があります。個人的にはその見解に全面的に同……
-
-
- こころ
- ことば
- インタビュー
第2回 『市民ケーン』は真に偉大な作品か……
(第1回はこちら) ――実現に至るかはともかく、本の題材として書きたいと考えている監督がもうひとりいるとしたら、誰ですか。 蓮實 モノグラフィーとして書きたいと考え……
-
-
- こころ
- インタビュー
第1回 執筆中の『ジョン・フォード論』に……
――まず初めに私どものような小さな雑誌の書面インタビューに応じていただき、誠にありがとうございます。直接お会いしてお話を伺えればよかったのですが、それが叶わずとて……
-
-
- こころ
- くらし
- エッセイ
16.ばらを見にいく
昨日(編集部註・2020年4月10日金曜日)、愛知県にも県独自の緊急事態宣言が出された。 この二か月ぐらいずっとざわざわした気持ちで暮らしていた。東京のタクシー会社……
-
-
- こころ
- ことば
- 対談
トイレットペーパーはなぜ消えたのか?
エビデンス主義の限界 與那覇 この春の新型コロナ騒動でトイレットペーパーがあっという間に売り場から消えたのを見て、改めて本書で論じた「うつ病社会」の問題点が浮き……
MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

ランキング
「考える人」から生まれた本
ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号第6091713号)です。ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら