「こころ」一覧
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松本清張はよみがえる!「嫉妬」と「格差」……
(20)批評家・酒井信の10冊
週刊誌をめくり、ワイドショーにチャンネルを合わせれば、現代でも松本清張(1909~1992)が描いたような「嫉妬」や「復讐心」、「格差」や「生きづらさ」に起因する事件……
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6.相手を信用するとは?——プール理論
話すのが怖いと感じても、相手を信用して出してみる。自分から先に出すことで信用していることを証明する。するべきこと自体は明確だが、人を信用するというのは目に見え……
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さようなら、ハリー
突然のことで驚かせてしまうかもしれないが、愛犬ハリーが亡くなった。 今年2月に癌が発覚した時点ですでに末期で、手の施しようもなく、余命はわずかだろうと獣医師に……
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野池政宏に聞く、住まいの省エネとは? 後……
(前編はこちらから) AIと省エネ住宅 堀部 野池さんは省エネ住宅の方法論についてはかなり確信を得ていると思うのですが、そうした間違いのないエコハウスをつくるための……
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野池政宏に聞く、住まいの省エネとは? 前……
私は建築設計を30年以上やっていますが、建築学科出身ではなく筑波大学で環境デザインを専攻していました。学生時代はバブル経済の最盛期であったものの、筑波という土地……
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5.なぜ話せないのか?——自信と信用につ……
飲み会の帰り道の虚しさ 友人が数人集まる飲み会に行って、近況報告などをあれこれ話して、たくさん笑って楽しい時間を過ごせた。それなのに、帰り道になんだか少し虚し……
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祝100回!
様々な事件が勃発する村井家、ハプニングの神様に愛されている村井家、大ピンチなのになんとなく逃げ切る村井家……そんな村井家の日常を綴ってまいりました『村井さんちの……
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第1回 歩かざるを得ない生
芭蕉、山頭火、寅さん 逍遥する、散歩をすることを英語でsaunterという。 19世紀半ばに『森の生活』を著したヘンリー・ソローによれば、この言葉は「中世に国中を放浪……
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第11夜 二本松のひとつ屋根の下で
待ち合わせはJR横浜線の相原駅だった。 「今度のロビンソン酒場は相模原です。待ち合わせは相原にしましょう」 出かける前、私はいつもの相棒・編集者のMさんに、そう……
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4.よい雑談とは?——「ひとりで考える」……
「考えすぎちゃう」は本当に考えているか 「考えすぎちゃうんです」と言う人がいる。 わたしも子供の頃から間違いなく「考えすぎ」の部類に入る人間だ。例えば、誰かに何……
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歓喜の魚――ほんの少し買い、たくさん作り……
登場人物たち 私 キャスリーン・フリン。本書の著者。 サブラ(23歳) マーガリン大好き。マクドナルドが実の母との思い出の味。子宮がん検診で引っかかり、野菜を食べな……
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私が認知症になったら
昨年まで、義母は週に三回、デイサービスに通っていた。三回とも、義父の通うデイサービスとは別の場所で、過ごす時間の長さも、受けるサービスもまったく異なる施設だ。……
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フードファイター義父
義父が元気だ。年始から大変めでたい。もうすぐ91歳にもなろうかという彼だが、確かに体力は落ちたし、足腰は弱ったものの、「死ぬかもしれない」と弱音を口にしつつ、非……
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3.「よい雑談」とは?――「あなたとわた……
「よい雑談」とは、いったいどんなものだろうか。言葉を使って人と関わるシーンを、過去に遡って思い出してみることで、「よい雑談」になるための条件を見つけてみよう。 ……
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夫が介護に参加し始めた、けれど……
「そろそろ、実の子の出番ですよ」ということで、夫が介護に積極的に参加するようになって数か月が経過した。週末になると実家に行き、食料を調達し、家のメンテナンス(……
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そろそろ、実の子の出番ですよ
先日のことだ。実家に両親を訪ね、戻って来た夫曰く、義父が「最近、来てくれなくなったなあ……」と言っていたそうだ。私のことである。「なにそれ! はぁ!?」と夫に言う……
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1.はじめに――「雑談サービス」はじめま……
1.はじめに――「雑談サービス」はじめます。 なぜ「雑談」を仕事にしようと思ったのか? 雑談を仕事にしようと決めたのは2019年の終わり頃だった。 当時のわたしは、2……
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最終回 同姓同名ワンダーランドへ、ようこ……
名前とは、他ならぬ「このわたし」と「わたしたち」をつなぐために、たまたま選ばれた偶然の記号だと考える。同姓同名の集まりのような「偶然の共同体」は、誰でも実践で……
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高齢者を騙す悪徳業者との闘い
ここのところ、あまり大きな事件もなく、平穏な生活を送ってくれているはずと思っていた義理の両親だったのだが……。先日、夫の実家に立ち寄った際に義父から聞いた話が若……
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受賞のことばと選評
第二十二回小林秀雄賞
受賞作品 『三島由紀夫論』(2023年4月 新潮社) 受賞のことば 尊敬する選考委員の皆様に拙作をご評価戴き、大変光栄に存じます。長い年月を費やしての執筆となりましたが……
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11.「田中宏和」という自分の名前さえフ……
前回は人類学の研究に導かれ、ヒトの名前の起源をインセスト・タブー(近親婚や近親相姦の禁止)に見てとり、世界各地の名づけの慣習や規則を追ってみた。今回は、さらに……
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第10夜 街も酒場もちょっと控えめがいい
阿佐ヶ谷駅を降りたら阿佐ヶ谷姉妹さんの巨大な写真が出迎えてくれた。 阿佐ヶ谷姉妹さん。同じ中央線沿線でもほかの駅ではこうもしっくりこなかったはずた……
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叶わなかった両親との食事会
先日、義母の誕生日だったため、数年ぶりに義理の両親、そして夫と私という四人のメンバーで外出した。それも夜の居酒屋である。私からすると、本当に久しぶりのちゃんと……
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10.わたしたちに名前が必要な理由。名づ……
前回は、世界の名づけ事情を追ってみた。各国の事情を垣間見ることでわかってきた、現生人類であるヒトの名前が帯びる「共同体性」。その正体を明らかにするために、そも……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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