シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「こころ」一覧

「答え」なんか、言えません。
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十八、「諸行無常」の民主主義

 およそひと月前、「厳冬期の短期決戦」と言われた例の選挙で、「中道」を名乗る急ごしらえの政党が、それまでの議席の3分の2以上を失う破局的な負け方をして、メディアは……

ロビンソン酒場漂流記
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第19夜 ゆずの里でタレを纏えば

 坂なのである。とにかく坂なのである。  編集Mさんと待ち合わせたのは横浜の南部、港南区にある上大岡駅である。下大岡駅などはないので間違えようがないが、学生時代、……

村井さんちの生活
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末期がんの実母に、私は何ができたのか?

 義父母の介護を経験してからというもの(一応継続中)、認知症関連のご質問を頂く機会が増えた。それも最近は認知症のスタート、つまり初期の症状がどんなものであったか……

山野井春絵「友達になって後悔してる」
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第12回 わが家の中学受験体験記 〜夢中……

 今年も首都圏では5万人以上の児童が「中学受験(中受)」に挑戦した。受験熱を加速させるのは、教育環境へのニーズと、「わが子に最良の人生を」という親心。そんな熱量……

『それがやさしさじゃ困る』&『介護未満の父に起きたこと』W刊行記念
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自分と他人の境界線、そのあいまいさをどう……

  自他の境界線をしっかり引く ジェーン・スー(以下スー) もともと鳥羽さんと私は、鳥羽さんがBTSのファンで、「推し活とファンダム」の危うさについて書いていら……

「答え」なんか、言えません。
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十七、AIに「意識」が生じる条件とは?

 今やコンピューターの進化はAIに達し、さらに生成AIが登場するに及んで、人間の振る舞いに比して、遜色ない会話や行動をするものまで現れている。    その上、世間には……

村井さんちの生活
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おとうちゃんを捨てないで……!

 昨年の年末、義父の入居しているグループホームから連絡が入るたび、ドキドキしていた。もしかして年末年始のことを聞かれるのではないかと恐れていたのだ(年越しは家で……

山野井春絵「友達になって後悔してる」
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第11回 BFFってなに? 中2の娘に学……

 “BFF”は、ベスト・フレンド・フォーエバーの略語。SNSで普及し、特にティーンエイジャーの女の子たちが「親友」という意味で使う。思春期の一人娘をインターナショナルス……

「答え」なんか、言えません。
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十六、「無」の一歩手前

 温暖化とか、気候変動などという言葉を、聞いたこともなかったような時代の話である。 当時豪雪地帯と言われた北陸の修行道場の冬は、まさに雪との戦いであった。  11月……

村井さんちの生活
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やっぱり私は所詮他人

 義父母がそれぞれグループホームに入居して数か月経過し、私はすっかり介護から縁遠い人になってしまった……と、書きたいところだが、現実はそう甘くはない。施設から山の……

山野井春絵「友達になって後悔してる」
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第10回 フランス・美しく小さな村の絶縁……

  フランス人男性と国際結婚をしていたキミコさん(57)は、フランス北部の都市で一人暮らしをしている。現在はオンラインで日系企業の仕事に就いているが、離婚前後は田……

ジェーン・スー×村井理子「介護のホンネ」
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第4回 私たちは「老後」をどう生きるか

(第1回 介護と家族の境界線)はこちらへ (第2回 介護が「女らしさ」の落とし前?)はこちらへ (第3回 介護の苦労を浄化するための方法)はこちらへ 理想の老人ホー……

「答え」なんか、言えません。
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十五、先生、ごもっともです!

 およそ学校と相性の良くなかった私は、懐かしい思い出などひとつもない上に、親が教員だったせいか、小学校から大学まで、「恩師」はおろか、記憶に残る教師もほとんどい……

村井さんちの生活
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施設に入れたのはよいけれど

 義父母が二人ともグループホームに入居して、一カ月が経過しようとしている。私たち夫婦の負担は明らかに軽くなり、義父母のために使う時間も減り、仕事の途中で急にデイ……

ジェーン・スー×村井理子「介護のホンネ」
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第3回 介護の苦労を浄化するための方法

(第1回 介護と家族の境界線)はこちらへ (第2回 介護が「女らしさ」の落とし前?)はこちらへ 介護をテーマに「書く」ということ 村井 私が2024年に『義父母の介護』……

ジェーン・スー×村井理子「介護のホンネ」
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第2回 介護が「女らしさ」の落とし前?

(第1回 介護と家族の境界線)はこちらへ ケアする能力がプリセットされた女性たち 村井 私は19歳のときに実父を亡くしています。だから「自分の父親っていうのがよくわ……

山野井春絵「友達になって後悔してる」
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第9回 三度目の絶交宣言 〜おじさんたち……

 医師の森繁さん(61歳)は、中高時代の友人・加藤さんから、これまでに三度「絶交宣言」をされている。一度目は中学時代、ささいな口喧嘩から。二度目と三度目はここ数年……

ジェーン・スー×村井理子「介護のホンネ」
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第1回 介護と家族の境界線

それで、私たちの「老後」は? ジェーン・スー(以下スー) ごぶさたをしております。私の新刊『介護未満の父に起きたこと』にすてきな書評を寄せていただきありがとうご……

考える四季
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締め切りと爆弾

 締め切りを守れない、というのが、実はよく分からない。だから、『なぜ人は締め切りを守れないのか』(堀之内出版、2025年10月)という本を書くことになった。 思い返せ……

「答え」なんか、言えません。
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十四、ブッダが「ブッダ」になるとき

 とある水曜日の昼下がり。バスに乗っていると、目の前の「優先席」に坐っていたご婦人ふたりが、 「この時間は空いてるわねえ」 「病院は混んでるのにねえ。私、明日病院……

山野井春絵「友達になって後悔してる」
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第8回 友達は、まぜるな危険 〜I ca……

 「私を介して知り合った2人は、私をすっ飛ばしていつの間にか距離を縮めていきました」。  20代のころ友達2人と同時に距離を置いた経験を持つのは、専業主婦の志麻さん(3……

村井さんちの生活
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義父、とうとうグループホームに入居する

 義父がグループホームに入居した。義母とは別の施設だ。義母が入居してから、ちょうど一カ月後というタイミングでの入居で、私も夫も、二カ月連続でこのような状況になる……

「答え」なんか、言えません。
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十三、「自分」はむずかしい

 この前、恐山の受付に坐っていたら、信楽焼の狸にちょっと似た雰囲気の、丸刈りでポロシャツ&ジーンズ、大きい鞄ナナメ掛けの「オニイサン」推定30歳くらいがニコニコし……

岡ノ谷一夫『人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで』試し読み
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まえがき&第一章「少年時代」

まえがき  青春とはいつからいつまでか。よくわからない。たとえば思春期から結婚するまでを青春とすると、僕は四七歳で結婚したので、小学校高学年から四七歳までが青春……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
 どうして自分が「考える人」なんだろう―。
 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
 それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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