「料理」一覧
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13.後継者とお客さん(1)――ある三代……
家の近所の喫茶店でコーヒーを飲みながら仕事をしていたら、隣のテーブルから近所のご老人3人グループの会話が聞こえてきました。 「あの駅を出て国道の方にちょっと行……
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12.説教をしたがるお客さん(2)――人……
お客さんがお店の人を説教する現場、というのは、説教をされるお店の人にとってもしんどいのは当然ですが、周りの他のお客さんたちにとっても愉快なものではありません。……
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11.説教したがるお客さん(1)――誰が……
飲食店で店主や店員に「説教」ないしは「アドバイス」をしたがる人々が存在します。無論、少なくとも最近の世論において、その種の行為は批判や嘲笑の対象となって全否定……
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10.お客さんに可愛がられるお店、リスペ……
僕が初めて仕事としてカレーに携わったのは15年ほど前のこと。川崎市のオフィスビルの一角で今も営業を続けているその店は、「エリックカレー」というお店です。インドカ……
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9.レビューサイトのお客さん
食べログやグーグルマップなどの飲食店レビューは、現代において趣味の食べ歩きだけにとどまらず、日常の飲食店選びにも欠かせないツールになっています。実際にその店を……
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8.あるラーメン店の老成
僕が20代の頃から通い続けているラーメン屋さんがあります。 いや、通い続けているというのは正確ではないかもしれません。その店には当初続けざまに数回行った後は、……
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7.浅草のジルベール
東京の浅草に「神谷バー」という店があります。バーとは言うものの、それは、薄暗いハイカウンターに洋酒の瓶がずらりと並んでいて、そこに蝶ネクタイのバーテンダーさん……
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6.英国パブのマドンナ
大学2年の時に、京都の繁華街の外れにある英国式パブでアルバイトを始めました。 当時は今と違って未成年の飲酒に対してずいぶんおおらかで、大学生ともなれば誰に咎め……
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5.友だちとは何であるか——議論で更けて……
僕が最初に店を任された居酒屋は、言うなれば「夜の街に寄生した店」という一面がありました。それは20年以上前のこと。スナックやクラブ、ラウンジと呼ばれる、女性が男……
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4.「接客」という概念の無い店
老舗めぐりが好きです。洋食屋、蕎麦屋、定食屋など、創業半世紀を超えるような店はどこも何かしら、今の主流の店にはない独特の味や雰囲気があって楽しいものです。 ……
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3. マイナージャンルのエスニック
ある時僕は、知人の営むエスニック料理店で食事をしていました。その店はエスニック料理店の中でもかなりマイナーなジャンルの店です。マイナー故に簡単に店が特定されて……
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2.常連さんと特別扱い
世の中には「行列のできる飲食店」というものがそこかしこにあります。はたから見ると「さぞかし儲かってるんだろうな」と思われがちですが、実際のところはそういう店も……
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1.客、お客さん、お客様
かれこれ20~30年も前、僕がいろんな飲食店を掛け持ちし次々とアルバイトに精を出していた頃、お店の裏ではお客さんのことを「客」と呼ぶのは割と当たり前でした。 「ウ……
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第3回 40歳を過ぎて、人生の「切符」を……
(第2回へ戻る) 阿古 『料理は女の義務ですか』を書いたきっかけの一つは、自分たちが30代のころに、仕事でキャリアを積む一方、家庭があって子どもがいるという人が出て……
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第2回 思い出したくない「ワンオペ双子育……
(第1回へ戻る) サバイバル能力としての「料理」 村井 阿古さんのところはお2人とも料理なさっていいですね。本当に全くうちの夫は何もやらない。 最近、『子どもが生……
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第1回 「野菜炒めでいいよ」って何?
料理は女の義務ですか 阿古真理/著 2017/10/14発売 ――阿古さんが書かれた『料理は女の義務ですか』の中で『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(以下、『ダメ女』……
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きざみ葱メガ盛りの乱
去年の夏は、「息子達の夏休みに合わせる形で仕事の調整を済ませていたこともあって、私自身も心に若干の余裕を持って夏を楽しむことができた」なんて涼しい顔で書いてい……
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HELLO TOKYO!
今年はじめに出版された訳書『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(きこ書房)の著者キャスリーン・フリンがアメリカから来日することとなり、記念イベントに出席……
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人の物語ではなく自分の物語を作りたいと思……
映画監督 アンソニー・ルセロ Anthony Lucero
カリフォルニア州オークランドを舞台とする『イーストサイド・寿司』は、フルーツの移動販売をしながら娘を育てていたシングルマザーのメキシコ系女性が、皿洗いとして職……
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- インタビュー
スペインと日本に共通する 〝楽しい料理〟……
シェフ ジョセップ・バラオナ・ビニェス Josep Barahona Viñes
地中海に面し、ラテンとアラブの文化が混ざり合ったスペインでは、独自の食文化が花開いた。様々な小皿料理をたくさんとって分かち合う——日本でも近年知られるようになっ……
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十八 平野屋の鮎
鮎の季節がきた。春の桜が終わり、新緑の候となると、小林秀雄先生の心は西へ向かった。毎年六月、鮎漁が解禁となるや、真っ先に「平野屋」へ走った。 「平野屋」は、京……
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十二 「うまい店」はどううまいのか
前回、最後に、小林秀雄は知の人と思われている、だから、「甚五郎」を目にした瞬間の小林先生の直観は、本居宣長に初めて出会ったときの直観と同心円を描いていたといっ……
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知られざる美食の街「イスリ」
4月下旬、ケニアの首都ナイロビに着いた。宿をとったのは、「イスリ」というソマリ人街だ。 ここはナイロビ屈指のビジネスセンターなのだが、一般のケニア人すら足を踏……
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「味わい」の真ん中に
是枝裕和監督の『海街diary』を見てきました。鎌倉を舞台に、祖母が遺した古い日本家屋に住む三姉妹と、そこで一緒に暮らすことになった“異母妹”の一年を描いた物語。ち……
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とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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