「こころ」一覧
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死んだら「無」なのか、それとも「霊魂」に……
「死生観」を考える この5月に新潮選書で『死にかた論』という本を出版した。といっても偉人奇人凡人の「死にざま」の研究書というわけではないし、ご臨終の心構えなどと……
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17. バイトふっき
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受賞のことばと選評
第二十回小林秀雄賞
受賞作品 『音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日』(2020年9月 中央公論新社) 受賞のことば この本は「生の音楽」が世界中で消えた状況の中で書かれました。あれか……
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12.我慢と焦燥の夏
さて、困った。書くことがない。父とは1か月以上会えておらず、目立った進捗もほとんどないのだ。 本来なら、7月半ばにお盆の墓参りに行くのが我が家の恒例。しかし、……
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26. 日本大好き青年が見る夢とアフター……
ビボルが目指すスタッフ改革――元気な挨拶と「報・連・相(ほうれんそう)」 店でいまや通訳係兼スタッフ統括のようになっているビボルは、広島の会社で電気工事の技能実……
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きょうだいの手紙
先日、どうにもこうにも仕事が手につかないので、エクササイズを兼ねて家の大掃除をした。だいたい、仕事が手につかないときは、外に出てウォーキングなんてポジティブな……
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大学教員になる
俺の情熱的な公募書類と34歳にしては充実した研究業績のおかげで、千葉大学は俺を面接に呼んでくれた。正確には呼んでくれたのは千葉大学ではなくHM先生とST先生である。……
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ずっと不思議な人だった。
記憶をたくさん貯め込んで 中野 『ツボちゃんの話 夫・坪内祐三』はすぐに読んで、「佐久間さん、よくぞお書きになりました!」と感心したのよ。生きている坪内さんが目……
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25. 心を鬼にして……「さらば、スレイ……
不器用で不甲斐ないのに家族を支える彼女を、どうにか助けたかった 毎朝、菓子パンを届けるカフェの仕事はまったくの赤字ではあるが、いろんな経験ができるという意味で……
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- まなぶ
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第5回 日本語の漢字音と現代中国語音の関……
昔の中国語の発音 私の研究室があるお茶の水女子大学の建物は、だいぶ老朽化が進んでいる。特に授業の行われる教室が並ぶ3階はなぜか吹きさらしになっており、ひときわ傷……
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11.心と体重をすり減らし
なにをどう頑張っても父の体重が増えない。むしろ少しずつ減っていく。これから梅雨がきて夏がきて、老人でなくとも体力が削がれがちになるというのに。 体格を表す指……
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第20回(2021年度)小林秀雄賞 受賞……
8月26日午後、一般財団法人 新潮文芸振興会の主催による「小林秀雄賞」「新潮ドキュメント賞」選考会がオークラ東京にておこなわれ、小林秀雄賞受賞作品が決定しましたので……
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24. われらオオサカベーカリー の「……
「甘いパン」のトラウマ ある日、私の友人バナリーが、「友人が経営しているカフェに、オオサカベーカリーの菓子パンを置いてくれるかも」と連絡をくれた。経営者は30代……
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第2回 「いのちの現場」はどこにあるのか
(前回の記事へ) コロナ禍が生んだ「科学という名の宗教」 與那覇 前半で議論したように、日本のコロナ対策にはパチンコや居酒屋の狙い撃ちなど、少し調べるだけでも「お……
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第1回 パチンコと居酒屋と「共感格差」
西村コロナ担当相は「悪人」なのか? 與那覇 今年、私はジュンク堂書店池袋本店で「與那覇潤書店」という“書店内の個人書店”を出しています(9月5日まで)。今回は関連イ……
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第4回 ピンインは如何にしてできたか
尚古主義にもとづく注音字母 中国語は漢字で表記されるが、漢字を見ただけではどのように発音するかよくわからない。そこで使われているのがピンイン(拼音と書く)で、……
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23. いよいよ新店舗で再始動!
日本好きな助っ人ビボル登場 フンセン首相に解党させられた野党の国会議員だったバンデスの自宅から出て、フンセン側の選挙管理委員会で働く公務員の自宅一階を借りた新……
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16. 居場所探しの日々
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義父母、ショートステイに行ってみる
義理の両親のコロナワクチン接種が無事終了し、ひと安心といったところだが、そうそう長い間ほっとしているわけにもいかない。車がなければ生活が成り立たない田舎に住む……
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第3回 日本語とまぎらわしい簡体字
厄介な「まぎらわしい漢字」 前回は簡体字の簡略化システムについて紹介した。初学者は、見慣れない字形にとまどうところだ。とはいえ、日本語の漢字と大きく異なるもの……
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10.生きるとか死ぬとかワクチンとか
5月上旬。ワクチン接種のお知らせが父のもとに届いた。ああ、ようやく。3月下旬あたりから毎日尋ねていたのだが、「来てない」の一点張りだった。同居していないので、本……
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22. 大切な友人・バナリー一家が日本に……
「カンボジア人の多くは、精神的に病んでいるはずだ」 働きながら7年かけて大学を卒業後、オーストラリア人が経営していたファッションデザイン会社に就職したバナリーは……
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人生に夜があるように
横田南嶺、細川晋輔、藤田一照、阿純章、ネルケ無方、露の団姫、松島靖朗、白川密成、松本紹圭、南直哉『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』 2021/07/19 公式HPはこちら……
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「どんなふうにマンガを描いているのでしょ……
萩尾望都『私の少女マンガ講義』 2021/06/24 公式HPはこちら。 描くペース ――次にイタリアでの講演後に行われた質疑応答の中から印象的だった質問を念頭におきながら、萩……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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