考える人

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知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「ことば」一覧

随筆 小林秀雄
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二十八 「詩」とは何か

 昭和五十年代の半ば、大学入試問題の見直しについて議論が起ったとき、丸谷才一氏が小林秀雄は入試に出すな、小林の文章は悪文だと書いた、これを伝え聞いた小林先生は、……

最後の読書
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07 蔵書との別れ

 岡山吉備高原で新しい町の建設がはじまった。そこに書斎と書庫を中心とする新居をもうけて、まず3万冊ある蔵書のうちの1万冊を移し、落ちついたら生活の拠点も、いまの……

随筆 小林秀雄
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二十七 詩を書いているんだよ

 昭和三〇年代から四〇年代にかけて、小林秀雄は大学入試の出題数で毎年御三家の一角を占めていた。他の二家は『朝日新聞』の「天声人語」と夏目漱石である。ところが、五……

分け入っても分け入っても日本語
  • ことば
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「ぞっこん」

 1980年代に人気のあった「シブがき隊」の曲は、「サムライ・ニッポン」「アッパレ! フジヤマ」「スシ食いねェ!」など、江戸趣味のものが目につきます。このほかに「Zok……

随筆 小林秀雄
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二十六 叱られた思い出

 新潮社に入り、小林秀雄先生の係を命じられてから二年あまりが過ぎた昭和四十八年(一九七三)の秋であった、PR雑誌の『波』に、先生の新春談話をもらうことになった。 ……

分け入っても分け入っても日本語
  • ことば
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「しかし」

 高校時代、古文を勉強していて、ある文脈が順接(「だから」「それで」)か、逆接(「しかし」「それなのに」)か、判断に迷ったという経験を持つ人は多いでしょう。古文……

最後の読書
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06 本を読む天皇夫妻と私

 まもなく明仁天皇が退位の時をむかえる。そのことを知って――いやそれよりも、昨2016年8月、テレビ放送でいわゆる「おことば」にせっして、といったほうがいいかな。  ――……

随筆 小林秀雄
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二十五 真の良師とは

 隆慶一郎(りゅう・けいいちろう)さんも、小林秀雄先生を「先生」と呼んでいた。私が妬(や)けるほどの思いをこめて「先生」と呼んでいた。隆さんは、昭和五十九年(一……

分け入っても分け入っても日本語
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  • エッセイ

「とんでもない」

 「とんでもない」の丁寧な形には、現在、「とんでもないことでございます」「とんでもございません」の2種類があります。  このうち、後者の「とんでもございません」は……

随筆 小林秀雄
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二十四 「先生」について

 おかげでこの小文も、連載を始めてから満一年を迎えることとなった。小林秀雄先生の晩年、私は先生の本を造る係として先生の身近にいさせてもらったが、その間腐心したこ……

最後の読書
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05 記憶力のおとろえを笑う

 前号で、いまの私はまごうかたなき「落ち目の読書人」だとのべた。ひとつには「目のよわり」のせいだが、かならずしもそれだけではない、ほかにもさまざまな原因がある、……

随筆 小林秀雄
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二十三 模倣の実践

 前回、小林秀雄先生は、何事もまず「まねよ」だった、人間は、頭で覚えるより先に身体で真似る、そこから始めるように造られている、したがって、人間生活のあらゆる面で……

分け入っても分け入っても日本語
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  • エッセイ

「募金」

 大勢から寄付金を募って、困った人のために役立てたり、事業を起こしたりすることは、昔からありました。  お寺や仏像を作るために寄付を募ることを「勧進(かんじん)」……

五木寛之×中島岳志特別対談 親鸞思想の危うさをめぐって
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「戦前」は一日にして成らず

五木 私が生まれたのは1932年、5・15事件や満州建国があった年です。そういえば先日読んだ『「天皇機関説」事件』によると当時、陸軍パンフレットというのがあって、大量……

五木寛之×中島岳志特別対談 親鸞思想の危うさをめぐって
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  • 対談

民衆の情念、思想の煽動

五木 ここまで思想の問題に重心を置いて伺ってきましたが、それだけではなく、いわゆる思想などとは無縁の民衆のエネルギー、という面も考えなくてはいけません。  三井……

五木寛之×中島岳志特別対談 親鸞思想の危うさをめぐって
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他力思想と国体

五木 戦時教学という問題はあるとして、もっと言えば、親鸞の他力思想自体にそういう要素がある、とは考えられませんか? 中島 そこなんです。親鸞の思想と日本の国体論……

五木寛之×中島岳志特別対談 親鸞思想の危うさをめぐって
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ファシズムと宗教

五木 はじめまして。今日は私の方が色々とお伺いする側です。私は一人の小説家ですが、中島さんは学問の世界で仕事をされている。立場は違いますが、忌憚のないお話をでき……

小林秀雄賞
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第16回(2017年度)小林秀雄賞 受賞……

8月17日午後、新潮文芸振興会主催による「小林秀雄賞」「新潮ドキュメント賞」選考会がホテル オークラにておこなわれ、小林秀雄賞受賞作品が決定しましたので、ここにお知……

分け入っても分け入っても日本語
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「林」「森」

 日本語の「林」と「森」は、どこが違うのでしょうか。  それを考えるとき、つい、漢字の形を手がかりにしたくなります。「木」が2つの「林」に対して、「木」が3つの……

随筆 小林秀雄
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二十二 模倣について

 八月六日、七日と、七夕でにぎわう仙台へ行ってきた。  毎年この時期、仙台の河合塾では何人かの講師を外から招き、「知の広場」と銘打って、当面の受験には必ずしも直……

最後の読書
  • ことば
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04 目のよわり

 たしか内田樹だったと思うが、何年かまえ、ある壮年の知識人が、齢をとるにつれて「本を読む人間としてのじぶんがだんだん落ち目になっていく」と新聞かなにかで嘆いてい……

分け入っても分け入っても日本語
  • ことば
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「わび」「さび」

 日本文化の精神を語る上で、「わび」「さび」という用語ほど、重要で、しかも意味のよく分からないことばはありません。日本人であっても、「わび」と「さび」がどう違う……

随筆 小林秀雄
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  • ことば
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二十一 経験について

 私が二十代だった頃、といえばもう四十年もそれ以上も昔になるが、当時、大人の間でも若者の間でも、「経験、経験、経験だ!」ということが盛んに言われ、それに煽られる……

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考える人とはとは

何かについて考え、それが「わかる」とはどういうことでしょうか。

「わかる」のが当然だった時代は終わり、平成も終わり、現在は「わからない」が当然な時代です。わからないことを前提として、自分なりの考え方を模索するしかありません。

わかるとは、いわば自分の外側にあるものを、自分の尺度に照らして新しく再構成していくこと。

"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)*を編集理念に、Webメディア「考える人」は、わかりたい読者に向けて、知の楽しみにあふれたコンテンツをお届けします。

*産業革命後に急速な都市化が進むロンドンで、イギリスの詩人ワーズワースが書き遺した言葉。

 

 

「考える人」編集長
松村 正樹