シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
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「生き方」一覧

村井さんちの生活
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叶わなかった両親との食事会

 先日、義母の誕生日だったため、数年ぶりに義理の両親、そして夫と私という四人のメンバーで外出した。それも夜の居酒屋である。私からすると、本当に久しぶりのちゃんと……

住職はシングルファザー!
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6. 子育ては障害物競走

希薄になった檀家さんとのつながり  前回書いたように、このようなお寺のライフスタイルは、本当に生きにくいものなのか。  意外に思われるだろうが、これほど休日やプラ……

お坊さんらしく、ない。
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二十九、名器の霊

 コロナ禍前には、自分に面会の希望があれば、時間と場所に妥協を願って、なるべく会うことにしていたが、ここ4年ばかり、休止している。  すると、恐山や福井の住職寺に……

住職はシングルファザー!
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5.お寺は「ブラック企業」なのか?

子供に離婚を打ち明ける恐怖  規律ある落ち着いた生活を心がけてしばらくすると、子供たちの淀んでいた心は嘘のように元気を取り戻した。ちょうど台風が吹き荒れていると……

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特別編 妃海風(後篇) 「私らしさ」を貫……

(前回の記事はこちら)  宝塚歌劇と聞くと、大きな背負い羽根を思い浮かべる方は多いだろう。公演の最後に出演者全員が大階段を降りてくるパレードのシーンで、トップス……

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特別篇 妃海風(前篇) 夢に向かって猪突……

彼女の宿題  「可愛い!」「素敵です!」。カメラのシャッターが切られるたびに、周りのスタッフから歓声が上がる。これまで9名の元タカラジェンヌの方々を取材してきたが……

村井さんちの生活
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義父から逃げたくて、夏

 私は大変疲れている。七月の後半から怒濤のようなスケジュールをこなしてきた。仕事はいつものことだから慣れているけれど、自分の用事以外の用事、それもビッグイベント……

住職はシングルファザー!
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4. 「料理」という最大の関門

新米シングルファザーの難関  もう一つ、規律正しい生活の柱にすえたのが、食事だった。  サラリーマン家庭に暮らす人には想像しがたいだろうが、お寺に暮らしていると、……

お坊さんらしく、ない。
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二十八、命の種――「あなたがそこにいてく……

 私は、幼い頃から父親が苦手で、本当に打ち解けて話した記憶などほとんど無かったが、時々子供心にも忘れ難いことを言う人で、そういう意味では、今も随分と影響されてい……

住職はシングルファザー!
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3. 生活再建への第一歩

小学2年生の娘と幼稚園年長の息子  離婚してまず向き合うべきは、子供の心である。  私の心ももちろん疲弊していたが、「苦しみは糧にすべきものだ」という理解があるだ……

村井さんちの生活
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それが一番アカンやつ

 今回は、認知症の高齢者介護の現実のようなものに、一歩踏み込んだ内容を書くつもりなので少し気が重いが、先日起きたことを正直にお伝えしようと思う。私はこの数日、こ……

住職はシングルファザー!
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2. シングルファザーの決心

お坊さんの離婚はタブーなのか?  かくして、結婚生活は約9年で幕を閉じた。2018年の正月から、子供2人を男手ひとつで育てるという、夢想だにしなかった「シングルファザ……

お坊さんらしく、ない。
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二十七、「赦す自分」を赦す

 たまにメディアに出たり、あちこちで講演などしていると、なし崩し的に多少とも顔が知られ、思わぬところで声をかけられたりする。大抵は移動途中の駅や空港、列車や飛行……

住職はシングルファザー!
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1. お坊さんの結婚と離婚

お坊さん、結婚を決意する  「結婚することにした」  27歳のある日のこと。ぶっきらぼうに、両親にそう報告した。  いや、報告したというより、宣戦布告に近かった。  ……

村井さんちの生活
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義父のお尻が大事件!?

 その日、私は急ぎの翻訳原稿の見直し作業に追われていた。訳しているのはとても長く、難解な一冊で、ここ数ヶ月間、ノンストップで訳し続けているがなかなかどうして手強……

お坊さんらしく、ない。
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二十六、我が良き友よ

 彼と私は道場の同期入門で、6年間修行を共にした。眉目秀麗な偉丈夫で、口数は多くないものの、沈着冷静で判断力に富み、修行僧中の修行僧という風情があって、多くの同……

村井さんちの生活
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歯医者に行くだけなのに

 先日突然義父から電話があり、またしても「お母さんを歯医者に連れて行きたい」と相談された。  「奥歯が痛いって言ってるんや」ということだったので、翌日、仕事を終え……

お坊さんらしく、ない。
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二十五、「教祖」になれない

 修行を始めて5、6年経った頃から、各地の寺院の大きな法要の役目を仰せ付かったり、時には説教を依頼されたり、ということが我が身に起こるようになった。  すると、仕……

村井さんちの生活
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愛だろ、愛っ。

 先日、久しぶりにケアマネさんから電話がかかってきた。「理子さぁん……」と、何か事件があったことを匂わせるトーン。まずい、また何かあったのか!? と非常に焦った。 ……

お坊さんらしく、ない。
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二十四、貧学道――「所有」という錯覚

 たとえば、その土地自体にも周辺にも大した天然資源がなく、かと言って交通の要衝でもなく、その上に面積も非常に小さい、ありふれた地域や島があるとする。ところが、そ……

村井さんちの生活
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認知症に備わった「能力」

 すっかり春めいてきて、近隣の山から黄色い煙が吐き出されるようになった。花粉だ。庭の雑草もじわじわと伸びてきて、冬の終わりを告げている。そろそろ本格的なリゾート……

お坊さんらしく、ない。
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二十三、「自己カルト」だったのかもしれな……

 大学に入ってまもなく(GW明けくらいからだろう)、私は大学にほとんどいかなくなった。今を去ること40年以上前の話である。  毎日のスケジュールは、忘れもしない。……

村井さんちの生活
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「ぼけますから、よろしくお願いします。」……

 義母が認知症になってからというもの、認知症関連の書籍やドキュメンタリーを山ほど読んだり視聴したりしてきた。そのなかで、私がいちばん好きな作品は、信友直子監督が……

お坊さんらしく、ない。
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二十二、育成の困難――優秀な上司のもとで……

 私は今年「前期高齢者」になる。すると、話をする同年輩の人は、大抵はどこかの会社の幹部クラスか、何らかの団体の役員級、いわゆる「上」の人たちが多くなる。  そう……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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