「介護」一覧
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私って意地悪かな
ダブルコロナ感染という地獄のような年末を乗り越え、無事正月を迎え、めでたしめでたし……となるはずだったのだが、私の後期高齢者介護の情熱は、見事に冷え切ってしまっ……
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義父母、ついに感染
十二月中旬のとある日、私の携帯電話が鳴った。番号は、義母がお世話になっているデイサービスのマネージャーさんからのものだった。急いで出ると、少し沈んだ声で「村井……
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義父の妨害工作
義父による謎の介護サービス拒否活動がはじまって早数か月。後期高齢者、そして認知症患者の介護について徐々に悟りつつある私が最近考えるのは、育児と介護は大変よく似……
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今を生きる義母と、過去を追う義父
とにかくすべて夫に丸投げして東京に向かった。 夫に頼んだのは二点だ。転院を視野に入れ、わが家に近い(送迎しやすい)総合病院で予定されていた精密検査に義父を必……
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夫、ついに雄たけびを上げる
デイサービスの職員さんの証言 デイサービスへの準備と送り出しを担当してくれているヘルパーさんによると、毎朝「デイって何ですか?」と義母は確認するらしいが、顔な……
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「わしの気持ちを考えたことがあるのか!?……
夏休みが終わり、息子たちの新学期が始まった。暑く、長く、楽しい夏を経験した二人は、特に大きな問題もなく、それぞれが高校生としての生活を楽しんでいる様子だ。しか……
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義母が重い
今年の夏は酷暑だが、このとんでもない暑さは果たして、全国の認知症患者に何らかの影響を及ぼしているのだろうか? わが家のケースで言えば、その影響は大きい。 暑……
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義父が暗い
後期高齢者には、「介護を受けるのが上手な人」と「介護を受けるのが下手な人」がいると私は思う。わが家の場合、前者が義母、後者が義父だ。 私の勝手な基準で申し訳……
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「もうこんな生き方辞めます」宣言
(前回のつづき) 義父母の介護で頼りにしていた若き看護師が去り、新たな看護師さんと顔合わせをするタイミングで、私はPCR検査を受けることになった。なぜPCRなのかと……
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最終回 ひとまず上出来(父親編)
困ったことが起きた。予想外だった。連載を2か月も休ませてもらったのもそのせいだ。 なにが予想外って、父がまったくもって元気なのだ。年相応の老いはある。数年前よ……
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あの真面目そうな青年が
事件勃発である。どれだけ事件勃発するんだよと言われそうだが、実際に勃発である。 この連載でも何度か書いてきたことではあるけれど、義母の認知症の症状には浮気妄……
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17.フレイルとサルコペニア
介護経験がある女友達に、玄関の見知らぬ靴に怯えた父のことを相談したら、かかりつけ医に認知症の症状が出ていないかをチェックしてもらう案を提案されたのが先月のこと……
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少しずつ、でも確実に変わりゆく日々
デイサービスが苦痛だと義父に訴えられ、苦肉の策で正月明けからお休みして、しばらく経過した。しっかり休んで自宅での自由時間を満喫した義父は、再びチャレンジする気……
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16.「いざ」という時に必要なこと
ある日のこと。珍しく、朝から父が電話を掛けてきた。出ると、やけに怯えている。聞けば、玄関に知らない人の靴があると言うではないか。もちろん、来客はない。 父の……
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15.「良かれと思って」が仇となり
父と同年代の著名人が鬼籍に入ったニュースが続く。父の年齢を意識するあまり、私の目に留まりやすいだけなのかもしれないけれど。 なんにせよ、もっと長生きすると思……
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14.墓参りは顔見せイベント
外食や様子伺いの機会を作らずとも、父と私には「月に一度の墓参り」という顔見せイベントがある。我が家の介護未満ケアがそこそこ機能しているのは、これによる部分が大……
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大晦日の税込み税抜き大激論、その意外な結……
(前回の記事を読む) 私にとって悪夢のような行事。それはわが家の年越しイベントだった。なぜだかわからないけれど、義理の両親が大晦日からわが家に泊まり込んで正月……
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13.結果オーライ!
9月某日。私の二度目のワクチン接種から2週間が経過し、ようやく父の家を訪ねられるタイミングがやってきた。二度目の副反応では39.5度まで発熱したので、しっかり抗体が……
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12.我慢と焦燥の夏
さて、困った。書くことがない。父とは1か月以上会えておらず、目立った進捗もほとんどないのだ。 本来なら、7月半ばにお盆の墓参りに行くのが我が家の恒例。しかし、……
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11.心と体重をすり減らし
なにをどう頑張っても父の体重が増えない。むしろ少しずつ減っていく。これから梅雨がきて夏がきて、老人でなくとも体力が削がれがちになるというのに。 体格を表す指……
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義父母、ショートステイに行ってみる
義理の両親のコロナワクチン接種が無事終了し、ひと安心といったところだが、そうそう長い間ほっとしているわけにもいかない。車がなければ生活が成り立たない田舎に住む……
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10.生きるとか死ぬとかワクチンとか
5月上旬。ワクチン接種のお知らせが父のもとに届いた。ああ、ようやく。3月下旬あたりから毎日尋ねていたのだが、「来てない」の一点張りだった。同居していないので、本……
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9.三つの課題と目下の不安
大がかりな部屋の片付けを終え、備品を整え生活動線を引き直し、できることできないことの選別を行い、できないことを外注する業者を探し発注して、ようやく父の新しい生……
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いままでどおり、これからも~義父母ワクチ……
後期高齢者新型コロナワクチン接種奮闘記、とうとう最終回となった。今回は義母二回目。報告します。 接種前日、義母より電話があった。 「明日は接種よね?」 「そ……
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とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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