「こころ」一覧
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十二、住職の地獄耳
かれこれで30年余、住職などしていると、忘れがたい人や出来事、言葉などがあるものだ。中でも、思わぬところで、思わぬ時に聞いた言葉は、インパクト絶大である。 「……
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10.お客さんに可愛がられるお店、リスペ……
僕が初めて仕事としてカレーに携わったのは15年ほど前のこと。川崎市のオフィスビルの一角で今も営業を続けているその店は、「エリックカレー」というお店です。インドカ……
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第19回 中華圏エンタメ・武侠小説から「……
人気作家・金庸の『笑傲江湖』 中華圏の王道エンタメと言えば、武侠小説である。「侠」とは、通常の社会には属さないアウトロー的存在であり、各地を放浪し、剣を握って……
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2 エロスにはタナトスがついてくる――ナ……
(「1 人間はなぜ死ぬようになったのか――インドネシアの『バナナ型』神話」へ) 子供の頃から愛読している絵本に、佐野洋子の『一〇〇万回生きたねこ』(講談社、一九七……
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24.ちば先生との再会
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1 人間はなぜ死ぬようになったのか――イ……
(「はじめに」へ) 漫画の話から始めていきたい。 二〇二〇年の特筆すべき出来事として、『鬼滅の刃』(作者:吾峠(ごとうげ)呼(こ)世(よ)晴(はる))が大ヒットしたこ……
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はじめに
神話学、という学問をご存知だろうか。おそらくあまり知られていない分野であろうと思う。そもそも神話とは何か、という問いが先に出てくるかもしれない。しかし「文学と……
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動物好きのパン屋さん
十年ほど前、わが家の近くに小さなパン屋がオープンした。本当に小さな店舗で、店舗というよりはむしろ、自宅の一部を改装してとりあえずパンを置くスペースを作ったよう……
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「怪異猟奇文化」を身近に愉しむための10……
(15)幻想文学研究家、翻訳家・風間賢二の10冊
1997年に刊行した拙著『ホラー小説大全』(角川選書)が翌年に日本推理作家協会賞の「評論その他の部門」賞をいただきました。望外の喜びであり、同時に恐縮もしました。……
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第18回 “是”は「コレ」である
“是”はbe動詞? 漢文を学習すると、“是”という字は「コレ」と読むことを学ぶ。「コレ」と読むことからもわかる通り、もともと指示詞である。しかし現代中国語を勉強し始……
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9.レビューサイトのお客さん
食べログやグーグルマップなどの飲食店レビューは、現代において趣味の食べ歩きだけにとどまらず、日常の飲食店選びにも欠かせないツールになっています。実際にその店を……
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十一、「コミュ力」に必要な本当のこと
何度もあちこちで書いたり話したりしたことだが、私は人生最初の記憶が小児喘息の発作で、絶息状態になって目の前が真っ赤になるという、実に筋金入りの虚弱児である。 ……
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第17回 小説文における「た」と“了”の……
「故郷へ帰っていった」時、私はどこにいる? 今回は、魯迅の小説「故郷」の冒頭を取り上げてみよう。まず、中学の国語教科書にも長年収録されていた竹内好訳である。 ……
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23.LIFE IS VERY SHOR……
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8.あるラーメン店の老成
僕が20代の頃から通い続けているラーメン屋さんがあります。 いや、通い続けているというのは正確ではないかもしれません。その店には当初続けざまに数回行った後は、……
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17.フレイルとサルコペニア
介護経験がある女友達に、玄関の見知らぬ靴に怯えた父のことを相談したら、かかりつけ医に認知症の症状が出ていないかをチェックしてもらう案を提案されたのが先月のこと……
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少しずつ、でも確実に変わりゆく日々
デイサービスが苦痛だと義父に訴えられ、苦肉の策で正月明けからお休みして、しばらく経過した。しっかり休んで自宅での自由時間を満喫した義父は、再びチャレンジする気……
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36 わが人生の映画ベスト10 その3(……
前回が(6)の『突然炎のごとく』で終わったので、今回は(7)の『屋根の上のバイオリン弾き』から。前者の製作年は1962年で、後者が71年。私の年齢でいうと24歳から33歳にか……
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第6回 美城れん(後篇) 嘘がないお芝居……
(前回の記事へ) ボンバーヘアー未遂事件 2014年の星組公演「The Lost Glory」は、美城さんが専科生となって2つ目の出演作だった。長年所属した組だが専科から公演に加……
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第16回 餃子を“何個”食べたら食べ終わ……
餃子は重さで注文する 昔、大学の学園祭で中国人留学生会が水餃子を売っていた。「皮から手作り!」と宣伝していたが、よく見ると皮だけそこで作っていて、中身は留学生……
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第6回 美城れん(前篇) 私の努力は、誰……
芸とユーモアの人 宝塚歌劇団には、花月雪星宙という5つの組の他に、「専科」という生徒の集団がある。専科生は各組へ特別出演して、重厚な演技が必要とされる年長の役……
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22.ネタ作りの日々
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最終回 2021年8月20日~12月31……
(登場人物一覧はこちら) 2021年8月20日(金) にがにが日記も第3期である。 いや、何期とかないけど。 おさい先生の話ばかりで恐縮だが、子どもの頃は大変なおてん……
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7.浅草のジルベール
東京の浅草に「神谷バー」という店があります。バーとは言うものの、それは、薄暗いハイカウンターに洋酒の瓶がずらりと並んでいて、そこに蝶ネクタイのバーテンダーさん……
MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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