「生き方」一覧
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認知症に備わった「能力」
すっかり春めいてきて、近隣の山から黄色い煙が吐き出されるようになった。花粉だ。庭の雑草もじわじわと伸びてきて、冬の終わりを告げている。そろそろ本格的なリゾート……
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二十三、「自己カルト」だったのかもしれな……
大学に入ってまもなく(GW明けくらいからだろう)、私は大学にほとんどいかなくなった。今を去ること40年以上前の話である。 毎日のスケジュールは、忘れもしない。……
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「ぼけますから、よろしくお願いします。」……
義母が認知症になってからというもの、認知症関連の書籍やドキュメンタリーを山ほど読んだり視聴したりしてきた。そのなかで、私がいちばん好きな作品は、信友直子監督が……
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二十二、育成の困難――優秀な上司のもとで……
私は今年「前期高齢者」になる。すると、話をする同年輩の人は、大抵はどこかの会社の幹部クラスか、何らかの団体の役員級、いわゆる「上」の人たちが多くなる。 そう……
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二十一、「宗教2世」と「カルト2世」
昨年に勃発して、年を越してもそのまま大問題であり続けている案件と言えば、国外ならウクライナの戦争だろうし、国内なら元首相の銃殺に端を発して浮上した、某宗教団体……
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後篇 わたしたちはもっと本音を言ってもい……
(前篇「『母親』×『後悔』という組み合わせのタブー」へ) わたしがわたしである時間 村井 「理想的な従業員」として日々生活していると、母でも妻でも翻訳家でもない、……
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- 対談
前篇 「母親」×「後悔」という組み合わせ……
荒れ狂う「わかりみ本線日本海」 鹿田 はじめまして、『母親になって後悔してる』が3月に出版された直後から、村井さんがずっとSNSなどで応援してくださっていたのを拝見……
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二十、お布施はこわい
修行僧になって最初の2年、私は全く永平寺の外に出なかった。 「お前みたいに我儘なヤツは、まずは僧堂でガンガン削られなきゃダメだ。3年と言いたいところだが、まず2……
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義父の妨害工作
義父による謎の介護サービス拒否活動がはじまって早数か月。後期高齢者、そして認知症患者の介護について徐々に悟りつつある私が最近考えるのは、育児と介護は大変よく似……
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十九、猫と草履の禅問答――「真理」への欲……
昔、中国に高名な師家(しけ)(禅の指導者)がいた。その下には大勢の修行僧が集まり、東西に僧堂を構えるほどであった。 ある日、そこに可愛い猫が迷い込んで来た。東……
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今を生きる義母と、過去を追う義父
とにかくすべて夫に丸投げして東京に向かった。 夫に頼んだのは二点だ。転院を視野に入れ、わが家に近い(送迎しやすい)総合病院で予定されていた精密検査に義父を必……
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十八、テレビのトラウマ
先月、テレビに出た。某公共放送の「看板番組」と言われるもので、ゴールデンタイムもいいところの放送だった。過去にも数回出たことはあるのだが、これほどの有名番組は……
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最終回 咲妃みゆ(前篇)自分自身でいるよ……
故郷の自然が育んだ感性 あなたにとって、宝塚とは何ですか。これまで元タカラジェンヌの方々にそう質問するたびに、宝塚への思いが形となった一言が返ってきた。たとえ……
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夫、ついに雄たけびを上げる
デイサービスの職員さんの証言 デイサービスへの準備と送り出しを担当してくれているヘルパーさんによると、毎朝「デイって何ですか?」と義母は確認するらしいが、顔な……
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「わしの気持ちを考えたことがあるのか!?……
夏休みが終わり、息子たちの新学期が始まった。暑く、長く、楽しい夏を経験した二人は、特に大きな問題もなく、それぞれが高校生としての生活を楽しんでいる様子だ。しか……
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最終回 37歳のクリスマス
※「よりみち日記2」は今回が最終回となります。ご愛読ありがとうございました。
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十七、死んだ後のことは放っておけ
その人物には才覚があった。学校を終え、将来事業を起こす準備として、その役に立ちそうな会社に就職して、ほぼ予定通りの頃合いで辞め、かねて志していた事業を起こし、……
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29.出版後の日々
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第8回 夢乃聖夏(前篇) ぶれない星組男……
アンドレの失敗 宝塚歌劇の新人公演は、若い生徒にとって挑戦の場だ。研7(7年目の生徒のことで、宝塚では所属年数を研究科○年と表す)までの生徒のみで上演する、宝塚……
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義母が重い
今年の夏は酷暑だが、このとんでもない暑さは果たして、全国の認知症患者に何らかの影響を及ぼしているのだろうか? わが家のケースで言えば、その影響は大きい。 暑……
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十六、よい宗教、わるい宗教
かなり前のことだが、当時世間を驚愕させる大事件を起こした宗教団体、いわゆるカルト教団に、友人が入信してしまったという若い女性に会ったことがある。 「私がいけな……
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28.あたらしい絵
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義父が暗い
後期高齢者には、「介護を受けるのが上手な人」と「介護を受けるのが下手な人」がいると私は思う。わが家の場合、前者が義母、後者が義父だ。 私の勝手な基準で申し訳……
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十五、「苦」の正体――覚めない夢、破れる……
学校と相性の悪かった私は、学生時代に数々の苦杯を舐めたが、その幾つかは余程のトラウマとなったのか、50を過ぎても夢に出て来た。 一つは、高校の定期テストで、科……
MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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