「評論」一覧
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第10回 1965年の北島三郎 (1)仕……
3年間のご無沙汰でした 前回の「クラウン騒動」編から果てしなく長い間が空いてしまった。玉置宏の「一週間のご無沙汰でした」どころかほぼ3年のご無沙汰だ。なんとも面……
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2.左右盲――右と言われて左に曲がる
「次の信号、右に曲がって!」。助手席の友人にそう言われた瞬間、手がフリーズする。頭の中で「右」という音が聞こえてはいる。でも、どちらへ動けばいいのか、一……
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はじめに――星野源とは何者なのか?
今、この日本に「星野源」の存在を知らない人間は恐らくいないだろう。音楽家、俳優、文筆家として表現活動を行ってきた彼が、バンド時代も含めると二十数年にわたる活動……
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第2回 ハミルトンの連邦主義と貿易保護主……
アダム・スミスの自由貿易論が経済実務家や政治経済学者たちに支持され始めた頃、実践知に基づく国家観からひとつの反論を示したのは、米国の初代財務長官、アレグザンダ……
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11.ケアの宛先
「糠床が一人で死んでいく場面を想像してしまった」 糠床のセンサーデータをもとに声を発するNukabotを、いよいよ生活の現場へ送り出す時が来た。妖怪の姿へと生まれ変わ……
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1.はじめに――脳の多様性と見えない壁
「次の信号、右に曲がって!」と言われた瞬間、頭の中が真っ白になる。「右」という音は聞こえているのに、身体がどちらへ動けばいいのかわからない。 目を閉じて、昨日……
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第1回 「トランプ関税」を考える――国家……
経済学の古典的名著について論じる前に、これらの書物が取り上げた問題の歴史的・思想史的背景を説明しておきたい。 古典と呼ばれる作品は、ただ古いから良いというわ……
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筋を通さないまま、前に進んではならない
日本の“病巣”を診断する書物 本書からは、近年、めっきり人気のなくなった主張が大きく分けて二点読み取れる。 第一に、「天皇に頼らない立憲主義」を構築しなければな……
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“私たち”はどんな物語を信じてきたのか
はじめに――「戦後」日本と憲法学 タイトルを見て、いったい何についての本なのだろうと思われた方もいるかもしれません。その意味するところを理解していただくためには……
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9.十年越しの問い
「思考の発酵」とは何だろう。それはAIによる情報処理のプロセスではなく、書き手自身の意識の中で起こる現象である。意識の中に常駐する「問い」が微生物のように、半……
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8.「思考の発酵」とは
Pickles開発を振り返って 2026年1月現在、ジャーナリングの執筆継続を助けるツール、Picklesをつくりはじめてから半年が経った。日本、そして香港の様々な人たちに……
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7.香港市民によるPicklesの使用体……
香港での展示計画 Picklesの開発が本格化した頃、香港在住のキュレーター、フローレンス・ワイさんとジョエル・クオンさんから二年ぶりにメールを受け取った。 クオン……
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6.問いかける存在としての生成AI
「手紙」という定型の力 箇条書きという摩擦の少ない情報を出力しがちな生成AIに対して、箇条書きを禁止し、手紙のような文面にするようにプロンプトを書き換える。期……
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5.「箇条書き」に抗う
最初のプロンプト 7月に入り、いよいよ、開発したソフトウェアを自分たちで日常的に試す「ドッグフーディング」の段階に入った。当初は、Picklesからのメールは週に一度……
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4.Picklesを使いはじめるまで
単純な作動原理 日誌の執筆を支援するサービス、Picklesのアイデアの原理は、とても単純なものだ。前提として、書き手が日誌を書き溜めていく。そして週に一度、Pickles……
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3.思考の発酵を促すAI
別様のSNSのかたちは? 主要SNSのアカウント削除後、新聞の取材を受けた。そこで前回に書いた理由を話した後に、どのような別のSNSのかたちが考えられるかと問……
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2.「つくりながら書く」
SNSに抱いたジレンマ わたしはテクノロジーを研究する者だが、それと同時に多くのテクノロジーサービスの利用者でもある。学生時代から長年、各種SNSを使ってきた……
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第20回 鉄道史上の靴と床
ミッション・スクールと鹿鳴館 杉本鉞子(えつこ)という女性を、ごぞんじだろうか。1928年に日本へかえるまで、三十年ほどアメリカぐらしをつづけてきた。生まれたのは187……
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1.テクノロジーとの距離をはかる
人間と技術(テクノロジー)の発酵に向けて 蔵の奥に佇む木桶の中で数百年ものあいだ、眼には見えない無数の微生物たちの絶え間ない働きが、ぷちぷちと幽(かす)かな音を立……
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第19回 公共の場でも抵抗は
三越百貨店の場合は 百貨店の歴史をふりかえる。今の若い人は、おどろくかもしれない。かつての百貨店は、土足厳禁の姿勢をとっていた。下駄や草履、そして靴などをはい……
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第24回(2025年度)小林秀雄賞 受賞……
2025年8月28日午後、一般財団法人 新潮文芸振興会と新潮社の主催による「小林秀雄賞」「新潮ドキュメント賞」選考会がオークラ東京にて行なわれ、受賞作品が決定しました……
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第18回 世界は靴を脱ぎだした
マテーラの日本人 『溺れる女』と邦題がそえられた映画を見た。2017年に公開された作品である。イタリアとスペインの合作ということになっている。 ヒロインのマルタは飛……
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第17回 戦後のアメリカで
日本びいきの喜劇王 チャーリー・チャップリンは20世紀を代表する喜劇王である。出演した映画は数多く、いくつかの作品は、今なおくりかえし鑑賞されている。もとはイギ……
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第16回 占領期の床と靴
接収した住宅で 日本は第2次世界大戦で敗戦国となった。1945年からは、占領軍の管理下におかれている。そして、この状態は1952年までつづいた。 占領政策にたずさわっ……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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