シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「思い出すこと」一覧

カレー物語
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5.タイカレーという文化

バブル期文化に対するカウンター  学生時代に出会ったカレーとしては、もうひとつ重要なものがありました。後に自分の人生を変えたとも言っていい、それは「タイカレー」……

コンフェッシオーネーーある告白
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11.「素晴らしい画家になってください」……

フレッド家での日々  フレッドの家で私が寝泊まりしていた部屋は東向きに窓があり、桟(さん)が壊れていたために鎧戸をしっかり閉め切ることができず、どんなに夜更かしを……

カレー物語
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4.得意料理はカレー

夢と我儘を詰めた「自炊カレー」  京都での一人暮らしが始まると、僕は意気揚々と自炊を開始しました。もちろんカレーは、真っ先に作ったもののひとつです。もちろん市販……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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表紙をしげしげと眺めたくなる10冊

(23)美学者・難波優輝の10冊

 本について考える『本とは何か』(新潮新書)を書きながら、いろんな観点から素敵な本について考えていた。本とは何か。本を読むとは何か。私にとって素敵な本は、装幀を……

カレー物語
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3.カレー専門店の衝撃

鹿児島の「うっすらインド」  今回は、昔のカレー専門店、いわゆる「カレースタンド」の話が中心になります。始めるにあたって、ひとつ約束事を作ります。それは、小規模……

カレー物語
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2.魅惑のハンバーグカレー

幼少期の外食の頂点  幼児の頃は食事自体が苦痛だった僕ですが、小学校に上がってからは、それもだいぶ解消されつつありました。相変わらず好き嫌いは多かったのですが、……

カレー物語
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1.カレーしか好きじゃなかった

「カレーとサラダのお店をやりたい」  食いしん坊の権化のような今の自分からは考えられないことですが、幼い頃は食事そのものが苦痛でした。野菜も魚も嫌いで、肉も挽肉……

コンフェッシオーネーーある告白
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10.「神の国」の無神論者

「君は本当のパンクを知らない」  トレヴィーゾ近郊の、のどかな田園地帯に建つフレッド・パイの家での滞在が数日を過ぎたころ、ロンドンからサンドラの息子のジョージが……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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「村上龍の黄金時代」を知るための10冊

(22)ライター・中溝康隆の10冊

 1990年代中盤の話だ。高校時代、部活や受験勉強から早々にドロップアウトした私は、もちろん金もなく、放課後はどこにも行くところはなかったが、タダで時間が潰せるから……

コンフェッシオーネーーある告白
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9.「イタリアの英国人」の正体

私の自己形成に影響を与えた英国人  イタリアへ到着してから1カ月と少しが過ぎたころ、私をマルコの家から連れ出したリアーノの家で出会ったイギリス人のフレッド・パイ……

コンフェッシオーネーーある告白
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8.「信仰は危険だ」と英国人は言った

日本にキリスト教をもたらしたのは……  母に託されたローマ法王の横顔を模(かたど)ったメダルをぶら下げ、自分がカトリックの洗礼を受けていることを知らせた直後、いつ日……

コンフェッシオーネーーある告白
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7.「私はカトリックです」

フェッラゴスト――掃除婦のいない八月  その頃、イタリアの8月といえば国全体が夏休みに入り、官僚も商人も、お金のある人もない人も、皆一斉に海か山へ避暑をしてしまう……

コンフェッシオーネーーある告白
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6.深まる疑念

陶磁器の街、ノーヴェ  マルコの家と工場があるノーヴェは、陶磁器の生産で知られるイタリア北部の街である。ノーヴェの街を貫くブレンタ川は、レヴィコ湖とカルドナッツ……

コンフェッシオーネーーある告白
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5.虚ろな肖像画

14歳の涙と掃除婦ヴィーチェ  話は遡るが、イタリアに渡る3年前の14歳の冬、単身でフランスを訪れていた私は、母の友人が暮らすリヨン近郊からドイツのケルンへ向かう列車……

コンフェッシオーネーーある告白
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4.ロセッラはご機嫌ななめ

「異端の私」に戻る場所はない  当時のイタリアには、まだ高速鉄道というものは存在しておらず、ローマから530キロ離れたヴェネチアまで列車で移動するのに8時間は必要だ……

岡ノ谷一夫『人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで』試し読み
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まえがき&第一章「少年時代」

まえがき  青春とはいつからいつまでか。よくわからない。たとえば思春期から結婚するまでを青春とすると、僕は四七歳で結婚したので、小学校高学年から四七歳までが青春……

コンフェッシオーネーーある告白
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3.終着駅のミネストローネ

胃腸の拒絶  ヤギ肉の串焼きに塩漬けの豚肉、中東産の珍しい香辛料を塗(まぶ)して調理された猪肉、鶏肉や兎の肉にバターと蜂蜜――。16世紀後半、天正遣欧少年使節の4人がイ……

コンフェッシオーネーーある告白
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2.暗夜のローマ、17歳の憂愁

「アウェイ」の解放感  中学生のころ、所属していたブラスバンド部でリーダー格の女子と彼女の取り巻きが、突然私と口を利いてくれなくなったことがあった。理由は、リー……

コンフェッシオーネーーある告白
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1.「全ての道」が通じる場所へ

1584年のリスボン、1984年のローマ  1584年8月、天正遣欧使節団を乗せたサンティアゴ号は、長崎を発ってから2年半の時を経て、漸くポルトガルのリスボンに到着した。  目……

黒川創『この星のソウル』書評
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民は歴史の王

 あれは一九八三年だったと思う。初めて旅をしたソウルは全斗煥(チョンドファン)による軍事政権下にあり、町は殺伐としていた。八〇年五月十八日に起こった民主化要求の蜂……

『義父母の介護』試し読み
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プロローグ――それは瓶ビールから始まった

義父母と私  私は琵琶湖畔に住む、翻訳家でエッセイストだ。夫、高校生の双子の息子と一緒に、田舎町で、平凡だけど慌ただしい日常を送っている。  翻訳家という仕事は繁……

hashimoto_koen_0516
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「わけのわからないもの」の鎮魂

 こんにちは、松家と申します。よろしくお願いします。  今日は橋本治さんの実の妹である柴岡美恵子さんもいらっしゃっています。美恵子さんといろいろお話をするように……

hashimoto_taidan_0516
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  • 対談

昨日にまさる今日よりも、明日はもっと倖せ……

(講演より続く) 「お兄ちゃんって偉い人なのね」 松家 ちょっと美恵子さん上がってきてください。 柴岡 こんにちは。親戚のおばさんです(笑)。 松家 橋本治さんの妹……

ヤマザキマリ『貧乏ピッツァ』試し読み
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思い出のアップルパイ

ヤマザキマリ『貧乏ピッツァ』 2023/11/17 公式HPはこちら。 シングルマザーを支えた「暮しの手帖」  湘南の裕福な家に生まれ、通っていた地元のミッションスクールには、……

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考える人とはとは

 はじめまして。2026年7月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、松本太郎と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 2002年7月4日、季刊誌「考える人」が創刊されました。

 目次には当代随一の執筆陣がずらりと並び、B5判240ページの誌面の隅々から知の香りが立ちのぼってくるかのようでした。

 当時、入社3か月の営業部員だった私は、見上げるような思いで手に取り、発売日には編集長の松家仁之さんと創刊のご挨拶のために書店にうかがいました。

 まだ書店訪問にも慣れておらず、編集長ともほぼ初対面の中、次のお店の約束の時間に間に合うだろうかと時計ばかりが気になって、終始、そわそわしていました。そんな私に松家さんがやわらかな笑顔で接してくれたこと、そして、新雑誌の門出を祝うようなすっきりと晴れた一日だったことを覚えています。

 あれから四半世紀が過ぎ、ウェブマガジンとして衣替えした今でも、創刊時に掲げられた「Plain living, high thinking(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という言葉は古びていません。AIに尋ねれば瞬時に答えが返ってくる時代だからこそ、それらしい言葉に飛びつくのではなく、自分の頭で考え、心の声に耳を澄ませることの大切さは増しているように感じます。

 創刊号には、養老孟司さんのロングインタビューが掲載されています。養老さんはその中で、恩師である中井準之助先生の口癖だった「人の心がわかる心を教養という」という言葉を紹介しています。

 読んだ瞬間に立ち止まり、さまざまな思いが湧き上がってくるような文章に、楽しみながら出会える場であり続けたいと思っています。

「考える人」編集長
松本太郎


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