「安田菜津紀の写真日記」一覧
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ネット時代に、なぜ直接訪れ、出会うのか
「現地のことは海外メディアからも伝わる。なぜ日本から行く必要があるのですか?」、そんな投げかけを受けたのは、一度や二度ではない。「ネットでその地域に住む人たちが……
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- エッセイ
葬儀ではヒールの高い靴を履くのが”常識”?
「葬儀のとき、女性であれば5センチくらいのヒールが常識的でしょう」。私も知人から面と向かってそういわれたことがある。#KuToo というハッシュタグで、ハイヒールやパン……
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「また来るために」で死ぬことを思い留まったあの日
前回の連載では、海外に出向いた時や、海外から友人を迎えた時の時間感覚の違いについて書かせてもらった。その続編を書く予定だったが、それは次の連載で触れたいと思う……
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ちょっと遅れただけで、なんであんなに謝るの?
前回の寄稿、「満員電車の話をウガンダの友人にしたところ……」では、日本の満員電車を目の当たりにしたウガンダの友人が、「ウガンダだったらね、あの空間にあれだけの人……
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- 世の中のうごき
- ことば
- エッセイ
満員電車の話をウガンダの友人にしたところ……
多くの人が新生活をはじめる4月。慣れない通学路や通勤、都市部では満員電車に悩まされている人たちも少なくないはずだ。 ある時、日本を訪れたウガンダの友人に、こ……
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- 世の中のうごき
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- エッセイ
立ち止まって、深呼吸
2年ほど前のこと。仕事でお世話になっている方についての誤情報が、ネットで出回ってしまったことがあった。その人の顔と名前が晒された上、一時期凄まじい勢いでそれが……
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いつかの”シリアあるある”
時折、戦場と化す前のシリアを訪れたことがある、あるいは暮らしていたことがある方々と集うと、「シリアってよくこういうことが起きたよね!」という話題が尽きない。私……
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- ルポ
花が咲いている方がいいね
国道を絶えず、巨大なダンプカーが行きかっていた。海からは金属や岩がぶつかるような音が陸地まで響く。「まるで外国の海みたいね。このフロートとか、おっきな船の群れ……
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- ルポ
おはよう、コバニの街
朝、体の芯までじわじわと届く寒さで目を覚ます。シリア北部、トルコ国境を目の前にするコバニの街は、天気がいい日は雪を被った山の頂が望める。電気の供給が安定せず、……
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- ルポ
平成とは何だったのだろう
1月6日、いつもお邪魔しているテレビ番組「サンデーモーニング新春スペシャル」で、VTRと共に平成の30年間を振り返った。いよいよ、平成が終わる。昭和の終わりに生まれ……
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- 世の中のうごき
- ルポ
「後ろめたさ」から逃げない
年末年始、久しぶりに日本で過ごせることもあり、岩手、福島の沿岸の街を巡った。東日本大震災から間もなく8年。変わらず受け継がれてきた宝物もあれば、あの日から時が……
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13歳で被爆 それでも光へ、這ってでも進んだ
それは大学時代にさかのぼる。たまたま足を運んだイベントで、「フラッシュ・オブ・ホープ」という映画が上映された。その中に登場した、一人の女性に釘付けとなった。世……
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サヘル・ローズさん主演『恭しき娼婦』を観て
今年の10月、女優のサヘル・ローズさんが主演した『恭しき娼婦』という舞台を、東京芸術劇場に観に行った。舞台の原作はフランスの文学者サルトルの小説だ。それは叫びた……
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- 思い出すこと
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あの日の小学生が、高校生になった
ここには一体、どんな人々が暮らし、どんな営みがあったのだろうか。時折高台からそれぞれの街を眺め、静かに思いを馳せることがある。震災直後の海沿いの街はどこも、累……
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- くらし
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ジャーナリストは「危険」「辛い」「苦しい」だけの仕事か
シリアで3年4カ月にもわたり拘束されていた安田純平さんが解放され、帰国した。様々な声が飛び交っているものの、まずはご家族との時間を大切に、ゆっくり心と体を休めて……
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死者に生かされた「今」 父の命日に
毎年のように10月の末には、近づく父の命日のことをここに書かせてもらってきた。「節目」だけが大切なのではないと分かりつつも、年に一度は言葉にすることによって、呼……
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LGBTをタブー視する国から日本を見て
イラク北部の街で取材中のこと。縁あってゲイである男性に話を伺うことになった。イスラム教徒が大半を占めるこの地で、宗教的にも文化的にもLGBTを語ることさえタブーだ……
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- 世の中のうごき
- ルポ
イランからのミサイル、爆撃の爪痕
ブルドーザーが瓦礫の中に食い込む度、爆撃直後の独特の臭いが砂ぼこりと共に立ち込めた。汚泥のような、生ごみのような、なんとも言えないこの臭いを、イラクに通いはじ……
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- くらし
- エッセイ
雨にも負けず? いや、休もう。
まずは台風21号、そして北海道での地震の被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。関西での台風通過が日中だったこともあり、次々とネット上で拡散されていく……
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- くらし
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カンボジアと日本、「出会う」という架け橋
今でも目を閉じれば、昨日のことのようによみがえる風景がある。土埃に霞んだ赤土の道、所狭しと並ぶ果物や魚の匂い、そして裸足で駆けまわる子どもたち。15年前、私が初……
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被害の苦しみ、加害の記憶
夏。73年前の8月も、こんな蒸し暑さに覆われていたのだろうか。心の中がどこかざわざわとする。この“ざわざわ”の正体は一体何だろうか。探ろうと目を閉じたとき、ふと一……
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- くらし
- こころ
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「生産性」と、無知は差別を呼ぶこと。
大学に入学して間もない時だった。新入生同士が一人一人自己紹介をし、和気あいあいとした空気の中、一人の男の子がふざけ半分にこう言った。「俺、男が好きやからー!」……
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故郷シリアを、日本から想うとき
昼の日差しの熱気が残る夕暮れ時、いつものようにネオンのきらびやかな光の中を、せわしなく人々が行き交う。そんな東京の喧騒を眺めながら、「日本の人々はいつも忙しそ……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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