「ことば」一覧
-
-
- ことば
- まなぶ
- 対談
後編 「は」か、「が」か?――それが問題……
(前回の記事へ) 川添愛『ふだん使いの言語学』 2021/01/27 公式HPはこちら。 「語彙」に厳しくても「文法」には寛容な人々 川添 人が「その日本語はおかしい」と言って……
-
-
- ことば
- まなぶ
- 対談
前編 「正しくない」方が面白い!?
「納豆(ナットウ)」には方言がない 川添 (画面に高野さんが映るなり)ああ、高野さんだ……! はじめまして、きょうは対面でお会いできれば嬉しかったんですけれど。あ……
-
-
- ことば
- まなぶ
- 対談
謎とき対談 風と共にサリンジャー
最高に遅い読書が謎を解く 竹内 『謎ときサリンジャー』……いかがでしたか? 鴻巣 とにかく圧倒されました! 「バナナフィッシュ」の主人公、グラス家の長兄シーモアの死……
-
-
- 世の中のうごき
- ことば
- エッセイ
第1回 5分でわかる〝ブラジル勝ち負け抗……
まえがき こんにちは。作家の葉(は)真(ま)中(なか)顕(あき)です。 みなさんはこんなニュースを目にしたり耳にしたことはないでしょうか。 「2020年のアメリカ大統領選……
-
-
- こころ
- ことば
- 内容紹介
本を読んだぐらいで人生は変わるのか
読書が人生に与える変化 一冊の書物を読んで人生が変わる。本当にそんなことがあるだろうか。どんな書物を読んだって、ものの見方はほんの少し変わるだけであって、苦し……
-
-
- ことば
- くらし
- エッセイ
「ホルモン焼き」
ブタなどの内臓を切って焼く料理を「ホルモン焼き」と言います。この「ホルモン」は、ドイツ語のHormon(内分泌物質)から来たと考えられます。ところが、「実は日本語だ……
-
-
- ことば
- 文学
(最終回)チャールズ・ユウの〈唐人街内部……
昨年の全米図書賞(the National Book Award)は、翻訳文学部門については柳美里(著者)とモーガン・ジャイルズ(訳者)がTokyo Ueno Stationで受賞したので日本でも話……
-
-
- こころ
- ことば
日本一有名な芸人の、日本一深い評伝
正体不明の「研究家」 2ヶ月連続の『波』での書評になる。 先月に紹介した、細田昌志著『沢村忠に真空を飛ばせた男/昭和のプロモーター・野口修 評伝』(新潮社)に続……
-
-
- ことば
- くらし
- エッセイ
「シルバー」「シルバーシート」
高齢者に関することばに「シルバー」を冠することがあります。「シルバー世代」「シルバー産業」「シルバー人材センター」など。その理由について、テレビ番組からコメン……
-
-
- ことば
- こころ
34 わが人生の映画ベスト10 その1
過ぎし春の某日、ベッドに横になって考えた。 ――暇だし、じぶんが生涯に見た「映画ベスト10」でもえらんでみるか。 なぜそんなことを思いついたのだろう。新型コロナ……
-
-
- ことば
- 文学
(29)クリスマスは幽霊の季節
“Marley was dead, to begin with”(まず第一に、マーリーは死んでいた)――世界でおそらく一番有名なクリスマス・ストーリーはこう書きはじめられる。主人公エベニーザー……
-
-
- ことば
- 文学
(番外篇その1)バリー・ユアグロー、『ボ……
それから、寒さに唇も青ざめた女が〔……〕私の耳許でささやいた(私たちはそこでは皆ささやいていたのだ)―― 「あなた、これを言葉にできます?」 私は答えた。「でき……
-
-
- ことば
- 文学
(番外篇その2)「スプーン」
まず映画の製作が一時的に中断された。それからプロジェクトが丸ごと破棄された。 映画のセットは放置された。地元民をタダ同然で雇って作ったので、その大きさはすさ……
-
-
- ことば
- 文学
(28)Don’t call me an……
アメリカにおいて、人を区別する上での最重要要素は性差と人種と貧富である。特に最初の二つは線も比較的引きやすいから、小説を読んでいてもこれらについては、登場人物……
-
-
- ことば
- こころ
- 対談
第3回 賢治が夢見たユートピア
(第2回へ戻る) 今福 『気流の鳴る音』には、「統(とう)禦(ぎょ)された愚」と題された章がありますね。人間が何かをするということはそれ自体すでに愚行なのだけれども、……
-
-
- ことば
- こころ
- 対談
第2回 人類の絶滅への想像力
(第1回へ戻る) 今福 現代を生きるわれわれは人命の喪失にたいして過度に感情的な受けとめをしがちで、自分の肉親、とりわけ子供の命が失われることが究極の悲劇として捉……
-
-
- ことば
- こころ
- 対談
第1回 互いの湖を呼応させる
今福 はじめまして。今日は必然と偶然の錯綜する環が巡り巡って、ついに真木悠介(見田宗介)さんとの邂逅が叶い、心が昂ぶっています。本来なら真木さんとはもう二○年も……
-
-
- 思い出すこと
- こころ
- エッセイ
坪内さんがどうしても書きたかった物語
そのタイトルを耳にしたのは、いつのことだったか。おそらく神保町か、新宿の酒場での雑談の中で、坪内さんの口から囁かれたように記憶している。しかしその囁き具合はあ……
-
-
- ことば
- こころ
33 「こんどは熱中症かよ」の夏(読書日……
8月7日(金) 1938年生まれの私が、もっとも熱心に映画館にかよっていたのが1950年代から60年代にかけて――。 そしてこれは、つい最近、ちくま文庫で刊行された濵田研吾……
-
-
- ことば
- 文学
(27)中篇小説の意外な爆発力
スコットランドのグラスゴーに生まれ、イングランドのマンチェスターで育ち、現在はアイルランドのダブリンに住む作家セアラ・モスの2018年刊中篇のタイトルはGhost Wall……
-
-
- こころ
- ことば
- 内容紹介
序 早すぎた天才
天才の条件 富永(とみなが)仲基(なかもと)は天才である──。 それを最初に言ったのは内藤湖(こ)南(なん)でしょう。内藤は仲基のことを「日本が生み出した第一流の天才」……
-
-
- ことば
- 文学
(26)切実な漫才
2018年秋にケヴィン・バリーが日本に来てイベントを一緒にやってものすごく面白かったのだが、そのとき印象的だったのは、初対面の僕相手でも、ケヴィンがセンテンスの終……
-
-
- ことば
- くらし
- 対談
後編 風から聞いたきれぎれの物語
(前回の記事へ) 「生前の死」にさかのぼる時間感覚 今福 もうひとつ『小箱』の中の一節で、印象に残ったところなのですが、乳母車が出てきます。これも小箱の一種なんで……
-
-
- ことば
- くらし
- 対談
中編 「小さい」という世界
(前回の記事へ) でこ、ぼこ、きなきな、こけし 今福 デクノボーという言葉は、あの「雨ニモマケズ」に使われているので、賢治について考えるためのキーワードのようにな……
ランキング
MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

ランキング
「考える人」から生まれた本
ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号第6091713号)です。ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら