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「世の中のうごき」一覧

発酵と生成の「けもの道」 情報技術のオルタナティブ
  • 世の中のうごき
  • まなぶ
  • 評論

4.Picklesを使いはじめるまで

単純な作動原理  日誌の執筆を支援するサービス、Picklesのアイデアの原理は、とても単純なものだ。前提として、書き手が日誌を書き溜めていく。そして週に一度、Pickles……

発酵と生成の「けもの道」 情報技術のオルタナティブ
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  • 評論

3.思考の発酵を促すAI

別様のSNSのかたちは?  主要SNSのアカウント削除後、新聞の取材を受けた。そこで前回に書いた理由を話した後に、どのような別のSNSのかたちが考えられるかと問……

発酵と生成の「けもの道」 情報技術のオルタナティブ
  • 世の中のうごき
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  • 評論

2.「つくりながら書く」

SNSに抱いたジレンマ  わたしはテクノロジーを研究する者だが、それと同時に多くのテクノロジーサービスの利用者でもある。学生時代から長年、各種SNSを使ってきた……

発酵と生成の「けもの道」 情報技術のオルタナティブ
  • 世の中のうごき
  • まなぶ
  • 評論

1.テクノロジーとの距離をはかる

人間と技術(テクノロジー)の発酵に向けて  蔵の奥に佇む木桶の中で数百年ものあいだ、眼には見えない無数の微生物たちの絶え間ない働きが、ぷちぷちと幽(かす)かな音を立……

河合隼雄物語賞・学芸賞
  • 世の中のうごき
  • しごと

第13回河合隼雄物語賞・学芸賞授賞作決定

2025年6月2日、一般財団法人河合隼雄財団の主催(協力:新潮社)による「河合隼雄物語賞」「河合隼雄学芸賞」の第13回選考会が開催され、授賞作が決定しました。 第13回河……

國分功一郎『手段からの解放 シリーズ哲学講話』試し読み
  • ことば
  • 世の中のうごき
  • 評論

「楽しむ」とはどういうことか?

はじめに――楽しむことについての哲学的探究  楽しむとはどういうことなのだろう。  楽しいって何なのだろう。  私が何かを楽しんでいると言えるのはどういう状態なのだ……

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  • 評論

トランプとロベスピエール――狂気に通ずる……

髙山裕二『ロベスピエール――民主主義を信じた「独裁者」』刊行記念エッセイ

現代世界の「専制化」の傾向  2022年5月、本サイトの連載「ロスベピエール 民主主義の殉教者」、第1回「真の民主主義を求めて」の冒頭で、わたしは次のように書いている……

河合隼雄物語賞・学芸賞
  • 世の中のうごき
  • しごと

第12回河合隼雄物語賞・学芸賞授賞作決定

2024年6月3日、一般財団法人河合隼雄財団の主催(協力:新潮社)による「河合隼雄物語賞」「河合隼雄学芸賞」の第12回選考会が開催され、授賞作が決定しました。 第12回河……

河野有理×森本あんり「日本の『反知性主義』を問い直す」
  • ことば
  • 世の中のうごき
  • 対談

後編 政治家が高学歴化しないのは日本の知……

尾原宏之『「反・東大」の思想史』刊行記念

(「前編 東大の学費は値上げすべきなのか?」はこちらから) 日本の知的伝統は「反・科挙」? 森本 アメリカの反知性主義には、「神の前ではみな平等である」というキリ……

河野有理×森本あんり「日本の『反知性主義』を問い直す」
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  • 対談

前編 東大の学費は値上げすべきなのか?

尾原宏之『「反・東大」の思想史』刊行記念

日本における「反知性主義」? 河野 尾原宏之さんの『「反・東大」の思想史』(以下、『反・東大』と表記)を読んで、この本をめぐって対談をするなら、ぜひ『反知性主義……

戦争と音楽
  • こころ
  • 世の中のうごき
  • 対談

前編 音楽家は「時代の予兆」を表現するピ……

反復する歴史 吉田 今日はこんなに大勢の方に集まっていただいて、本当にありがとうございます。  岡田暁生さんと片山杜秀さんのお二人は、言うまでもなくクラシック音楽……

戦争と音楽
  • こころ
  • 世の中のうごき
  • 対談

後編 ウクライナ戦争における「音楽的事件……

(前編はこちらから) リュビモフの「命がけの音楽」 岡田 さて、今ロシアとウクライナの音楽シーンで何が起きているのか、ネット上で拡散された2つの動画を参考にしなが……

河合隼雄物語賞・学芸賞
  • 世の中のうごき
  • しごと

第11回河合隼雄物語賞・学芸賞授賞作決定

2023年6月6日、一般財団法人河合隼雄財団の主催(協力:新潮社)による「河合隼雄物語賞」「河合隼雄学芸賞」の第11回選考会が開催され、授賞作が決定しました。 第11回河……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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  • エッセイ

通史の味わい方を教えてくれる10冊

(17)中国史家・岡本隆司の10冊

 昨年『明代とは何か』(名古屋大学出版会)という書物を著した。一地域の一時代に焦点をあてた著述ながら、全体を視野に入れたつもり、世界史上の「明代」を問いなおす通……

#タナカヒロカズを探して
  • こころ
  • 世の中のうごき
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1. タナカヒロカズ を探しています。

ギネス世界記録に挑戦!  ハロウィンを控えた週末、夕暮れ時の渋谷。2022年10月29日のことだ。いよいよギネスブックにタナカヒロカズの名前が躍るのか。貸し切った映画館……

國分功一郎『目的への抵抗 シリーズ哲学講話』試し読み
  • まなぶ
  • 世の中のうごき
  • 評論

目的に抗する<自由>

國分功一郎『目的への抵抗―シリーズ哲学講話―』 2023/4/17 公式HPはこちら。 はじめに――目的に抗する<自由>  自由は目的に抵抗する。自由は目的を拒み、目的を逃れ、目……

考える四季
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  • エッセイ

四国遍路を世界遺産に!――札所住職の考え……

白川密成『マイ遍路』 2023/03/17 公式HPはこちら。 四国にある八十八の霊場を巡礼するお遍路。本書は、そのひとつ第五十七番札所・栄福寺の住職が、六十八日をかけてじっ……

黒川創×行司千絵 「性」をどうやって生きてきたか
  • こころ
  • 世の中のうごき
  • 対談

前篇 「フリーセックス」という時代の合言……

「フリーセックス」というものがあった 黒川 京都新聞文化部の記者、行司千絵さんにお相手いただき、僕の新しい小説『彼女のことを知っている』について、お話しすること……

黒川創×行司千絵 「性」をどうやって生きてきたか
  • こころ
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  • 対談

後篇 若いころの「無為の時間」こそ今の財……

(「前篇 「フリーセックス」という時代の合言葉」はこちらから) はずかしいけど、実践するのが思想 行司 「♯MeToo運動」のことも今回盛りこんでおられます。女子高生が……

文学は予言する
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最終回 パンデミックの世界に響く詩の言葉

(*本連載について) 閉塞と分断の時代に求められるもの  アマンダ・ゴーマンという詩人は彗星のごとく現れたようだが、そのブレイクの背景には詩のブームがあった。とく……

文学は予言する
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第5回  アマンダ・ゴーマンの詩が提起し……

(*本連載について) 大統領就任式で披露された「言葉と声の力」  ここからは、現代を象徴するもうひとつの特徴である「多様性と他者性」、つまり異なる人種や文化、言語……

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第4回 「ミューズ」になるか、自分で書く……

(*本連載について) 女性を型にはめる「聖と魔」の理論  父権社会で男性たちが自分の理解を超えた女性の力に出会ったとき、対処に困った彼らは女性たちにレッテルを貼っ……

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第3回 文学に描かれてきた「舌を抜かれる……

(*本連載について) 「口封じ」というナラティブの武器  ここからは、実社会でのみならず文学においても、さまざまな形で抑圧されてきた女性やマイノリティの「声」につ……

文学は予言する
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第2回 女性と子どもにとってのリアルなデ……

(*本連載について) SFから日常へ――ディストピアの曲がり角  ここで、ディストピアとSFの関係に少し触れておきたい。  ディストピア文学はもともと未来を舞台にするこ……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
 どうして自分が「考える人」なんだろう―。
 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
 それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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