「エッセイ」一覧
-
- ことば
- エッセイ
「ブドウ」
小学生向けの新聞のコラムで、「意外で面白い語源のチャンピオン」は何だろうか、と考えてみたことがあります。「意外で面白い」というと、どうもこじつけの疑いがある語……
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
賃餅の話
福島県白河
毎年、歳末からお正月にかけては日本中がお餅の国になる。一昨年は三重のお餅を観察したが、昨年の晦日もまた異なるお餅に出会ったのであった。 「これより陸奥(みちの……
-
- 世の中のうごき
- ことば
- エッセイ
生き延びるため、描き続ける 「イスラム国……
冷え切った鉄格子を押すと、ぎいっと鈍い音が薄暗い廊下に響いた。更に奥の鉄扉を開けようとすると、監視兵が私に改めて釘を刺した。「囚人たちにこの二点は絶対に言わな……
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
西表島 その2
おかしなたび
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
西表島 その1
おかしなたび
-
- こころ
- 思い出すこと
- エッセイ
子育ては自分の子ども時代を巡る旅
「朝からうるさいなあ!」と言われてドキッとした。体が大きく威勢のいい次男に面と向かって「うるさい」と言われたことにドキッとしたわけじゃない。自分が同じぐらいの……
-
- 世の中のうごき
- ことば
- エッセイ
中村哲さんの活動に触れて――「私たち」の……
12月4日、アフガニスタンで長年活動を続けてきた中村哲さんが銃撃され、亡くなりました。当初の報道では「命に別状はない」と伝えられていた中の訃報。親しい人々の悲し……
-
- ことば
- からだ
- エッセイ
28 勉強読書のすすめ
絵本やマンガにはじまる「面白い本」ばかり読んでいた子どもが、成長するにつれて、しだいに「かたい本」や「まじめな本」を読むようになる。いや、なって当然、そうでな……
-
- 思い出すこと
- こころ
- エッセイ
ガラ子との出会い
1989年春、6年近いアメリカ留学から帰国してすぐ、俺はバスタオル事件を明白なきっかけに失恋するという事態に陥った。と考えていたのは俺だけで、武蔵小金井に住んでい……
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
『とみい』のクッキー
千葉県松戸
『とみい』のお菓子は昔から懇意にしていただいている作家の奥様からいただいて知った。いただいたのは「新松戸三丁目」という焼菓子で、シンプルな銀色の缶に入った三種……
-
- こころ
- エッセイ
息子たちが帰省してきたときにさりげなく本……
(8)作家・宮下奈都の10冊
息子たちはよく本を読む。今はふたりとも東京にいるけれど、幼い頃から、目を離すと黙って本を読んでいた。今でも、家族旅行の際にも旅行鞄に本が入っているのを見るし、……
-
- こころ
- 思い出すこと
- エッセイ
翻訳家は長距離ランナー
長くてハードな翻訳作業が続いている。指折り数えつつ考えてみたら、半年以上、切れ目なく作業を続けているようだ。自由業(になるのか?)には週末もへったくれもないか……
-
- 世の中のうごき
- ことば
- エッセイ
「自分さえよければ」ではなく NPOを立……
10月、私や同じくフォトジャーナリストの佐藤慧、そして仲間たちと共に、NPO法人Dialogue for Peopleを立ち上げました。ジャーナリズムや写真だけではなく、法学や音楽、……
-
- ことば
- からだ
- エッセイ
27 もし目が見えなくなったら
この夏、メッケル憩室炎症という奇病で短期の入院をした。そのさい、場合によっては手術が必要になるかもしれないと、いろいろ検査をうけた。そこに眼の検査がはいってい……
-
- こころ
- くらし
- エッセイ
5.不妊治療するつもりじゃなかった
いざとなったら子どもなんてすぐできると思っていた。 この世には不妊でつらい思いをしている人が山ほどいて、とんでもない額のお金をかけて治療をしていることはうっ……
-
- 思い出すこと
- こころ
- エッセイ
バスタオル男の恐怖
吉祥寺の不動産屋で外国人(日本語を話さない人)に間違えられた俺だが、その後めでたく俺を住まわせてくれるアパートを見つけることができた。研究員としての勤務先は上……
-
- こころ
- エッセイ
「対話」によって人間関係と自分自身を変え……
(7)精神科医・斎藤環の10冊
私は現在、医療を含む学際的な領域で「オープンダイアローグ(以下OD)」の普及啓発に勤しんでいる。ODはフィンランドで開発された精神病のケア技法であり、同時にケア提……
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
休日は力餅
和歌山県和歌山
仕事で和歌山市に行った折り、私が甘いもの好きだと知った街の人は、誰もが皆、男の人も女の人も「それなら『力餅』に行くといい」と口を揃えて言った。 『力餅』は関西……
-
- 思い出すこと
- こころ
- エッセイ
帰ってきた”異邦人”
俺の学位論文の審査は、1989年の2月に行われた。日本では昭和が終わり平成が始まったばかりだったが、アメリカの大学院生にとってはほとんど関係のないことだった。キン……
-
- こころ
- 思い出すこと
- エッセイ
電話しないでって言ったでしょ!?
東京滞在四日目。出版されたばかりの訳本(『黄金州の殺人鬼―凶悪犯を追いつめた執念の捜査録』)のプロモーションイベントも、この日が最後だった。編集者と待ち合わせ……
-
- ことば
- からだ
- エッセイ
26 高級な読者と低級な読者
敗戦の年に小学校にはいり、その年末、樺太から祖父母とともに引き揚げてきた5歳上の叔父(母の末弟)のリュックの中にあった江戸川乱歩の『少年探偵団』を読んだ。それ……
-
- 世の中のうごき
- ことば
- エッセイ
命を頂くということ
10月頭、イラク取材のパートナーの実家に一年ぶりにお邪魔した。8人きょうだいとさらにその家族、両親が集まって暮らす大家族で、ありがたいことに私たちが泊まった日の……
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
稚内 その2
おかしなたび
-
- たべる
- くらし
- エッセイ
稚内 その1
おかしなたび
ランキング
MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
ランキング
「考える人」から生まれた本
ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号第6091713号)です。ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら