「こころ」一覧
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歓喜の魚――ほんの少し買い、たくさん作り……
登場人物たち 私 キャスリーン・フリン。本書の著者。 サブラ(23歳) マーガリン大好き。マクドナルドが実の母との思い出の味。子宮がん検診で引っかかり、野菜を食べな……
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私が認知症になったら
昨年まで、義母は週に三回、デイサービスに通っていた。三回とも、義父の通うデイサービスとは別の場所で、過ごす時間の長さも、受けるサービスもまったく異なる施設だ。……
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フードファイター義父
義父が元気だ。年始から大変めでたい。もうすぐ91歳にもなろうかという彼だが、確かに体力は落ちたし、足腰は弱ったものの、「死ぬかもしれない」と弱音を口にしつつ、非……
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3.「よい雑談」とは?――「あなたとわた……
「よい雑談」とは、いったいどんなものだろうか。言葉を使って人と関わるシーンを、過去に遡って思い出してみることで、「よい雑談」になるための条件を見つけてみよう。 ……
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夫が介護に参加し始めた、けれど……
「そろそろ、実の子の出番ですよ」ということで、夫が介護に積極的に参加するようになって数か月が経過した。週末になると実家に行き、食料を調達し、家のメンテナンス(……
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そろそろ、実の子の出番ですよ
先日のことだ。実家に両親を訪ね、戻って来た夫曰く、義父が「最近、来てくれなくなったなあ……」と言っていたそうだ。私のことである。「なにそれ! はぁ!?」と夫に言う……
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1.はじめに――「雑談サービス」はじめま……
1.はじめに――「雑談サービス」はじめます。 なぜ「雑談」を仕事にしようと思ったのか? 雑談を仕事にしようと決めたのは2019年の終わり頃だった。 当時のわたしは、2……
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最終回 同姓同名ワンダーランドへ、ようこ……
名前とは、他ならぬ「このわたし」と「わたしたち」をつなぐために、たまたま選ばれた偶然の記号だと考える。同姓同名の集まりのような「偶然の共同体」は、誰でも実践で……
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高齢者を騙す悪徳業者との闘い
ここのところ、あまり大きな事件もなく、平穏な生活を送ってくれているはずと思っていた義理の両親だったのだが……。先日、夫の実家に立ち寄った際に義父から聞いた話が若……
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受賞のことばと選評
第二十二回小林秀雄賞
受賞作品 『三島由紀夫論』(2023年4月 新潮社) 受賞のことば 尊敬する選考委員の皆様に拙作をご評価戴き、大変光栄に存じます。長い年月を費やしての執筆となりましたが……
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11.「田中宏和」という自分の名前さえフ……
前回は人類学の研究に導かれ、ヒトの名前の起源をインセスト・タブー(近親婚や近親相姦の禁止)に見てとり、世界各地の名づけの慣習や規則を追ってみた。今回は、さらに……
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第10夜 街も酒場もちょっと控えめがいい
阿佐ヶ谷駅を降りたら阿佐ヶ谷姉妹さんの巨大な写真が出迎えてくれた。 阿佐ヶ谷姉妹さん。同じ中央線沿線でもほかの駅ではこうもしっくりこなかったはずた……
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叶わなかった両親との食事会
先日、義母の誕生日だったため、数年ぶりに義理の両親、そして夫と私という四人のメンバーで外出した。それも夜の居酒屋である。私からすると、本当に久しぶりのちゃんと……
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10.わたしたちに名前が必要な理由。名づ……
前回は、世界の名づけ事情を追ってみた。各国の事情を垣間見ることでわかってきた、現生人類であるヒトの名前が帯びる「共同体性」。その正体を明らかにするために、そも……
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特別篇 父の「大丈夫」を引き伸ばす
少し細くなったように見えた父 暑い。暑すぎる。建物から一歩外に出ただけで汗が噴き出しびしょびしょになるし、日傘をささずに5分も歩いたら、太陽に頭を叩かれているよ……
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深みある〈強さ〉って何? 高校生に読んで……
(19)評論家&高校教員・林晟一の10冊
心の奥に良性のひっかき傷を残しつつ、知的な背伸びを歓迎してくれるような本がある。教員として高校生と斬り結ぶ中、私はそんな本を大切に思ってきた。 私の知る高校……
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特別編 妃海風(後篇) 「私らしさ」を貫……
(前回の記事はこちら) 宝塚歌劇と聞くと、大きな背負い羽根を思い浮かべる方は多いだろう。公演の最後に出演者全員が大階段を降りてくるパレードのシーンで、トップス……
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特別篇 妃海風(前篇) 夢に向かって猪突……
彼女の宿題 「可愛い!」「素敵です!」。カメラのシャッターが切られるたびに、周りのスタッフから歓声が上がる。これまで9名の元タカラジェンヌの方々を取材してきたが……
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第22回(2023年度)小林秀雄賞 受賞……
8月24日午後、一般財団法人 新潮文芸振興会と新潮社の主催による「小林秀雄賞」「新潮ドキュメント賞」選考会がオークラ東京にて行なわれ、受賞作品が決定しましたので、……
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- エッセイ
義父から逃げたくて、夏
私は大変疲れている。七月の後半から怒濤のようなスケジュールをこなしてきた。仕事はいつものことだから慣れているけれど、自分の用事以外の用事、それもビッグイベント……
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9.世界は広く、所変われば名も変わる。1……
前回は日本社会における名づけの流行を追った。今回は世界に眼を向け、各国の名づけ事情から考えてみたい。同姓同名ワールドでは、イギリス発祥の「スミス」が気になる。……
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8.ビタミン型からスポットライト型へ――……
前回は同姓同名が生まれる前夜、国民を管理する戸籍制度から「氏名」の人名表記システムを確立させた明治時代を振り返った。なぜか気になる他人の名前、現在に至るまでの……
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前編 音楽家は「時代の予兆」を表現するピ……
反復する歴史 吉田 今日はこんなに大勢の方に集まっていただいて、本当にありがとうございます。 岡田暁生さんと片山杜秀さんのお二人は、言うまでもなくクラシック音楽……
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- 対談
後編 ウクライナ戦争における「音楽的事件……
(前編はこちらから) リュビモフの「命がけの音楽」 岡田 さて、今ロシアとウクライナの音楽シーンで何が起きているのか、ネット上で拡散された2つの動画を参考にしなが……
MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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